梅雨前線の停滞により、7月2日夜から3日にかけて東海・関東地方では記録的な大雨となり、静岡・神奈川・千葉の各県の鉄道も多くの区間で運転見合わせとなりました。
ご覧の写真は10時過ぎの東京駅で運行情報配信システムのディスプレイを撮影したもの。この時点で運休となっていた区間は、東海道線の小田原~熱海間、伊東線の熱海~伊東間、横須賀線の大船~久里浜間、相模線の寒川~厚木間、内房線の君津~佐貫町間、久留里線全線といったところ。また、JR東海管内でも東海道新幹線が東京~名古屋間(下り)・新大阪~東京間(上り)で運休していたほか、東海道線、御殿場線、身延線、飯田線等で運休区間があったようです。
各線ごとに運行状況を観察してみました。まずは横須賀線から。横須賀線は大船~久里浜間が運休となっていることから、東京~大船間もダイヤは大幅な乱れ。それが総武線快速電車にも影響していて、この写真を撮影している9:35の時点で直通運転は中止。横須賀線・総武線とも東京駅で折り返し運転していました。
12番線に停車していたのは8:58発の逗子行き。大船駅から先は運転見合わせですが、逗子行きの表示のまま。駅の放送によると、この列車は間もなく新橋駅まで運転し、新橋駅で長時間運転を見合わせると案内されていました。
実はご覧の写真はスマホで撮影したもの。この直前に、デジカメが突然沈黙。電源を入れてもデジカメがレンズを認識しなくなってしまいました。望遠レンズを装着すると正常に作動するので標準レンズがダウン。このあとメーカーのサポートに持っていったら、18,000円の修理見積りをいただきました。
続いては東海道線。
小田原~熱海間は運転見合わせですが、熱海行きとして運転。駅放送で行先変更や途中で運転打切りとなる場合があると案内されていました。
この写真は9:56頃に撮影したもの。本来であれば9番線には10:00発の「踊り子7号」が停車しているはずですが、出発案内表示器には10:37発の「ときわ66号」と表示されていて、踊り子(E257系)の姿はなし。踊り子・サフィール踊り子は前日に伊豆急行線内で線路に土砂が流入した影響で、全列車全区間が見合わせとなっていました(伊東線も朝の時点では運転されていましたが、盛土流出が発生し運転見合わせに)。
9:52発の熱海行き(1851E)はやってくることなく、10:04発の熱海行き(1547E)が先に東京駅に登場。1851Eは途中で運転打切りになったか?
次は東海道新幹線ホームに行こうと思ったのですが、改札前や改札横のみどりの窓口には長蛇の列が。私は入場券で東京駅構内に入ったのですが、東海道新幹線の改札口に入場券を通すとエラーが発生して入場できず。改札内に乗客はいましたが、入場制限をしている様子でした。
出発案内表示器は6:57発の「こだま703号」の表示が残ったまま。改札口では駅員が拡声器で「(東海道新幹線は)10時頃に運転再開の予定でしたが、湯河原の雨量計が規定値を超えたため運転再開のめどは立っていません」と案内。最終的に10:45頃から順次運転が開催されたようです。
東北・上越新幹線の改札は入場券で入ることが可能。東北・上越新幹線改札内にある東海道新幹線への乗換え改札は閉鎖されていました。
東北・上越新幹線ホームから東海道新幹線ホームを撮影。14番線の出発案内表示板には7:03発の「ひかり501号」と表示。この写真を撮影したのは10:17頃ですから、東北新幹線ホームは3時間以上時間が止まったまま。
ちなみに東北新幹線もダイヤが乱れていました。ご覧の写真、左側の時計は10:22となっていますが、10:12発の「やまびこ207号」が止まったまま。
東北新幹線の遅れは大雨とは関係なく、上野駅で車両点検を行った影響とのこと。出発の順番を変えて、10:16発の「とき315号」が10:20頃に東京駅を出発した後、10:12発の「やまびこ207号」は10:24頃に東京駅を発車していきました。
続く
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