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鉄道(東京メトロ)

2020年6月10日 (水)

北千住駅で乗務員が交代する「THライナー」(2020.6.7)

前日の2020(令和2)年6月6日に続き、翌日の6月7日も24時間券を有効活用して「THライナー」を撮影してきました。

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今回は北千住駅で「THライナー」を撮影することにしました。「Tライナー」は時刻表上、北千住駅は通過扱い。しかし、東武鉄道から東京メトロの境界駅でもあり、ここで乗務員が交代するため扉が開かないもののいったん停車(運転停車)します。駅の出発案内表示器も「THライナー」には「当駅からのご乗車はできません」と表示されています。

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「THライナー」は主に北千住駅始発の日比谷線が発着する6番線に入線。6番線の表示器には「THライナー」に関する表示はなく、次の10:10発の中目黒行きに関する情報が表示がされていて、10:05発の中目黒行きが発車するまでは「次発」、それ以降は「先発」と表示されていました。

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東武鉄道から東京メトロの乗務員に交代。

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前述のとおり、停車している間も扉は開くことなく、約2分弱で発車していきました。

2020年6月 9日 (火)

恵比寿行き「THライナー」を上野駅で撮影(2020.6.7)

2020(令和2)年6月6日から運行を開始した「THライナー」。運転日初日は新越谷駅(弊ブログ2020年6月6日付の記事を参照)と中目黒駅(弊ブログ2020年6月7日付の記事を参照)で「THライナー」を撮影しました。この日は他に虎ノ門ヒルズ駅や神谷町駅(弊ブログ2020年6月8日付の記事を参照)にも訪問するなど、日比谷線を多数利用することもあり、24時間券を購入していました。24時間券は最初の利用時刻の翌日の同じ時刻まで入場することができるので、翌日の6月7日も24時間券で日比谷線沿線に出かけ、「THライナー」を追いかけてきました。

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訪れたのは上野駅。久喜駅発恵比寿駅行きの「THライナー」は、日比谷線の上野、秋葉原、茅場町、銀座などの駅に停車しますが、これらの駅は降車のみで乗車することはできません(霞ヶ関~広尾駅間の各駅は普通列車扱いのため乗降とも可能)。そこで気になったのが各停車駅の出発案内表示器は同表示されるのか?ということ。普通列車として運転される霞ヶ関~広尾駅間は虎ノ門ヒルズ駅を訪問した時に「恵比寿」と行き先が表示されていたことを確認しましたが、さて「THライナー」区間はどうなのか?

「THライナー」の停車駅のひとつである上野駅の出発案内表示器を確認すると「降車専用」の表示。西武鉄道直通のS-TRAINと同じで想定内ではありますが、これで気になっていたモヤモヤが解消されました。

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「THライナー」が上野駅に近づいてくると接近放送とともに、出発案内表示器にも変化がありましたが、そこにあったのは「電車が通過します」という点滅表示。「THライナー」は上野駅に停車して降車扱いするのですが、ちょっとした矛盾の瞬間。

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「THライナー」が上野駅に到着。

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扉は新越谷駅と同じく、各号車1か所のみ。放送では「この列車には乗車できません」と案内されていましたが、これも一般の乗客が間違えて乗車しないための措置でしょうか?

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トンネル柱に貼られた上野駅の看板と組み合わせて撮影してみました。

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こちらは北千住方面のホーム。久喜行きの「THライナー」の指定席券売機が設置されていました。

2020年6月 8日 (月)

虎ノ門ヒルズ駅開業にもコロナの影響?(2020.6.6)

2020(令和2)年6月6日は東京メトロ日比谷線の神谷町~霞ヶ関駅間に「虎ノ門ヒルズ」駅が開業しました。私はこの日に営業運転を開始した「THライナー」を撮影するため日比谷線に乗車。わずかな時間ですが、虎ノ門ヒルズ駅にも立ち寄ってきました。

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虎ノ門ヒルズ駅は線路移設が必要ない形で建設されたため、相対式ホームを採用しています。

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ホーム上に階段はなく、改札口もホームと同じ階層にA線・B線ごとに設置されていました。つまり改札内にはA線とB線を結ぶ通路がなく、近年開業した駅では珍しい構造に感じました。

降りてみての第一印象は暫定開業を思わせるほど、ホームの壁は工事囲いが残ったまま。天井部も配管類がむき出しのままとなっています。新型コロナウィルスの影響で工事が予定どおり進まずに開業迎えたのかもしれません。そしてホームにいる乗客の数。開業日初日というと鉄道ファンが大挙して押し寄せるイメージがありますが、この日は思っていたほどでもない。これもコロナによる外出自粛の影響が残っているとの考えられます。

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工事の遅れと思われる状況は虎ノ門ヒルズ駅に限ったことではありません。神谷町駅の駅名標は隣駅の「虎ノ門ヒルズ」と表記すべきところに「調整中」が貼られていました。新しい駅名標が間に合わなかったようです。

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一部の駅名標は隣駅の虎ノ門ヒルズ駅の表記が入っているものもありましたが、これは紙を上から貼り付けているだけ。日比谷線の駅一覧が表示されている案内板にも、6月6日現在、神谷町~霞ヶ関駅間にあるべき虎ノ門ヒルズ駅がなく、こちらにも「調整中」の紙。新しい案内板への切り替えが間に合わなかったようです。

その他、日比谷駅の千代田線と日比谷線の乗換通路にある案内板にも虎ノ門ヒルズ駅がなく、調整中となっていました。

2020年6月 7日 (日)

THライナー運転終了後、どこでロングシートに転換するのか?(2020.6.6)

2020(令和2)年6月6日の東武鉄道と東京メトロ日比谷線のダイヤ改正で誕生した座席指定席直通列車「THライナー」。上りの久喜駅始発の「THライナー」は恵比寿駅行きですが、霞が関~恵比寿駅間は普通列車扱いとなり、指定席がなくても乗車することができます。ここで気になるのが、「THライナー」として恵比寿駅まで運転された車両はどうなるのか?ということ。

恵比寿駅には折り返しのために必要な引き込み線はありませんので、恵比寿駅に到着した「THライナー」は中目黒駅まで回送され、折り返しは一般の普通列車として運転されるはず。そのためには「THライナー」時のクロスシートからロングシートに転換させる必要があります。「THライナー」が日比谷線の終点である中目黒駅のひとつ手前の恵比寿駅行きとしたのも、シートを転換する時間を稼ぐためと予想したのですが…。

その真偽を確かめるために、「THライナー」運転日初日の6月6日、中目黒駅に出かけてきました。

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中目黒駅へ行く途中、この日開業した「虎ノ門ヒルズ」駅に途中下車して、駅の出発案内表示器を撮影。10:43発の恵比寿行きが「THライナー4号」なのですが、霞が関~恵比寿駅間は普通列車のため、「THライナー」等の列車名称の表示はありません。それでもダイヤ改正前は存在しなかった恵比寿行きですから記念に1枚撮影して、10:40発の中目黒駅行きに乗車して、中目黒駅に先回り。

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そのまま中目黒駅に直行しようとしましたが、恵比寿駅止まりの「THライナー」がどのように表示されるのか確認したくて、恵比寿駅でいったん下車。「当駅止まり」が「回送」のどちらかと予想していましたが「当駅止まり」。まぁ、想定内ですが、確認できてスッキリ。急いで乗ってきた電車に再び乗車して、いよいよ中目黒駅へ。

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中目黒駅のホーム先端部に撮影目的の鉄道ファンは見当たらず。どこでシートが転換するか興味がある人っていないんですかね?

「THライナー4号」は恵比寿駅には10:53に到着。その後、回送列車となり中目黒駅には10:59頃に到着。ご覧の写真は地下から地上に上がり、中目黒駅に近づく「THライナー」回送列車。

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回送列車が中目黒駅に停車。

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座席を確認すると、まだクロスシートのまま。恵比寿~中目黒駅間でシート転換させるために、「THライナー」を恵比寿駅止まりにしたのだろうと予想していましたが、そうではないようです。これでシート転換は中目黒駅構内の引き込み線での折り返し時に行うことは確実ですが、それなら中途半端に恵比寿駅止まりにせず、中目黒駅行きにすればよかったのに。

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回送列車は中目黒駅に約30秒停車後、中目黒駅構内の引き込み線へ。

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回送列車の左隣には中目黒駅10:59着の車両が停車。

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さらにその左には中目黒駅11:03着の車両が停車。

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11:06頃、後から折り返し線にやってきた中目黒10:59着の車両が動き出し、北千住方面行きのホームへ。

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そして11:09頃、中目黒駅11:07着の70000系車両が折り返し線に入るのと入れ替わるように「THライナー4号」を担当した車両が北千住方面行きホームへ動き出しました。

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折り返しは11:12発の南栗橋行きを担当。当然ながらロングシートの状態で入線してきました。引き込み線への入庫した順番ではなく、後から入庫した車両を1台先に出庫させて停車時間を稼ぎ、約10分でシート転換が行われたことになります。

2020年6月 6日 (土)

THライナー一番電車を新越谷駅で撮影(2020.6.6)

2020(令和2)年6月6日の東武鉄道・東京メトロ日比谷線のダイヤ改正で誕生した「THライナー」。その一番電車を新越谷駅に出かけて撮影してきました。

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土休日の「THライナー」は久喜駅8:13発の2号と、9:23発の4号。2号は新越谷駅8:41発。新越谷駅の出発案内表示器にも今日初めて「THライナー」が表示。また、「THライナー」の終点となる恵比寿駅もこれまでは存在しなかった行き先ですから、こちらも今日が初めての表示です。

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新越谷駅上りホームには「THライナー」の乗車目標が。

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「THライナー2号」が新越谷駅に入線。

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「THライナー」は東武鉄道が日比谷線直通用に製造した70000系をベースに、座席をクロスシートにもロングシートにも転換できるマルチシートにして、「THライナー」時にはクロスシート、一般運用時にはロングシートで運行する70090型が担当。すでに一般運用には就いていましたが、この日初めてクロスシートで運用されました。車両側面にもマルチシート車であることがわかる「70090SERIES」というロゴが描かれています。

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「THライナー」の乗降口は各号車1か所にして、乗降口前には係員が配置されていました。運転日初日ということで、一般の乗客が誤って乗車しないための措置でしょう。

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「THライナー」の行先表示器。

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「THライナー」は新越谷駅を発車すると、次の停車駅は日比谷線の上野駅で、急行、準急等の優等列車が停車する西新井駅や草加駅は通過。西新井駅はまだしも、草加駅や新越谷駅のひとつ手前の越谷駅を通過にしたのは、個人的には意外でした。

2020年2月 2日 (日)

「都電おもいで広場」を訪問(2020.2.1)

前回の記事で、2020年2月1日に「都電さくらサク号」を見るため荒川電車営業所を訪問しました。私が訪問した時、「都電さくらサク号」は車庫内に留置だったため、動き出さないかしばらく様子を見ていました。荒川電車営業所には「都電おもいで広場」という施設があり、広場内には旧型の都電車両が展示。土休日を中心に広場が開放され、展示車両の内部に立ち入ることもできます。「都電おもいで広場」は2007(平成19年)にオープンしていて、「路面電車の日・荒川線の日記念イベント」などで広場内に立ち寄ったことはありますが、イベント当日はかなりの混雑のため、ゆっくり見物することもできません。「都電さくらサク号」が車庫から動き出すまで「都電おもいで広場」で時間をつぶすことにしました(結局、「都電さくらサク号」が動き出すことなく、荒川電車営業所を立ち去ってしまいましたが…)。

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「都電おもいで広場」に展示されている車両は2台。1台は5501号車、車両の脇にある解説板によると『アメリカの路面電車委員会「Presidents' Conference Committee」が開発したPCCカーの製造権を購入し、最新の技術を導入して昭和29年につくられたものです。独特の流線型の車体と低騒音・高加速の高性能を誇り、1系統(品川駅‐東京駅)を昭和29年5月から昭和42年12月9日まで13年間走り続けました』とあります。

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車内は座席等はなく、運転席の一方は昭和30年代を世界観をテーマにした「おもいでジオラマ」を展示。ちなみに、鉄道模型のジオラマとは異なり、都電は走っていません。

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「おもいでジオラマ」の横には、古めの「鉄道ダイヤ情報」が置かれていました。

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もう一方の運転台付近には、鉄道車輛擬人化プロジェクト「路娘モーション」シリーズで、7700形をモチーフにした「三ノ輪橋ひな」と、都電キャラクター「とあらん」のボードが置かれていました。どちらも車庫イベントなどで見たことがあります。

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こちらは「おもいでグラフティー」と名付けられた展示品たち。都電の過去の駅名標や路線図、改札鋏、車両の形式図などが収蔵されています。

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もう一つの展示車両は7504号車。解説板によると『昭和37年に製造された7500形20両のうちの1両です。従来の都電とは趣を変えた2つ目のヘッドライトが特徴です。平成10年に休止車となる前の数年間は朝ラッシュ時の通学用電車として大塚駅前~町屋駅前を走行し、「学園号」という愛称で親しまれました』とありました。

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一方の運転台は開放されていて、実際に触ることができます。

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車内は座席やつり革もそのまま設置されていました。

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車内はなつかしの都電沿線写真と、各電停を描いたスケッチが展示されていました。

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もう一方の運転台近くにはスタンプ台が設置されていました。スタンプも劣化がほとんどなく、比較的最近作成されたもののようです。

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広場内には記念撮影コーナーがあります。左側は7701号車ですが、注目すべきは見右側の車体。2019年11月1日に運行を休止した上野動物園モノレール40形の記念撮影ボード。運行休止前にはありがとうイベントが開催されていましたが、そこで使用されたものなのでしょう。

2020年1月 6日 (月)

【東京メトロ銀座線】渋谷駅新ホーム供用開始初日に訪問してきました(2020.1.3)

2019年(令和元年)12月27日の深夜から2020年(令和2年)1月3日の早朝にかけて実施された東京メトロ銀座線渋谷駅のホーム移設に伴う線路切替工事が予定どおり完了し、1月3日の始発から渋谷駅の新ホームの供用が開始されました。私自身、銀座線・渋谷駅ともほとんど利用したことがなく、渋谷駅のなにがどのように変わったのか正直わからない部分があるのですが、供用開始初日ということで、銀座線の渋谷駅に出かけてきました。

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M字型のアーチ状の屋根が特徴の渋谷駅ホーム。

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降車用ホーム(1番ホーム)と乗車用ホーム(2番ホーム)が別々だった従来の相対式ホームから、新たな渋谷駅は1・2番ホームの両方から乗客が乗降する島式ホームに変更。ホームの中央部には出発案内表示器が設置され、先発・次発の列車が何番ホームから発車するかが案内されています。

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私が渋谷駅を訪れたのは14時過ぎ、ホーム上には多くの乗客でごった返していました。みなさん、今日から新しいホームの供用が開始されたことを知っているようで、あちらこちらで新ホームや発着する列車たちを撮影していました。

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新ホームは従来のホームより東側130m、明治通りの上空に移動。明治通り方面にも改札口が新設されました。

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明治通り方面改札口を通り抜けたところ。

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明治通り方面改札周辺は銀座線の高架橋の直下にあり、少し薄暗い。

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一方、こちらはスクランブルスクエア方面改札。まだ工事半ばといった感じで、あちこちに工事囲いがある状態です。

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スクランブルスクエア方面改札を通り抜けて正面にあるのが旧ホーム。ここも撮影する人たちで黒山の人だかりでした。

旧ホームから伸びてきている線路は旧1番線(降車用ホーム)。

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2つ上の旧ホームを撮影した場所から振り返って撮影したのが上の写真。旧1番ホームから伸びる線路は、新2番ホームにつながっています。

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旧1番ホームは東急百貨店と新駅を結ぶ連絡通路として使用されています。その連絡通路(旧1番ホーム)から新駅方面を撮影した写真がこちら。旧2番ホームの線路(向かって左側の線路)は途中で切断されていました。

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旧渋谷駅2番ホームを撮影したのがこちら。1番ホームは前述のとおり、通路として今でも歩くことができますが、2番ホームは多くの資材が置かれていて立ち入ることができません。

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渋谷ヒカリエの4階から新駅舎を撮影したのがこちら。周辺にはまだ重機や足場がそのまま。銀座線渋谷駅は今日の供用開始で工事完了ではなく、ホームドアの設置や床材の張替え、渋谷ヒカリエと接続する改札口の新設など、まだまだ改良が加えられるそうです。

2019年12月31日 (火)

渋谷ヒカリエからホーム移設工事中の銀座線を眺める(2019.12.29)

前回前々回では2019年(令和元年)12月28日から2020年1月2日にかけて実施されていた銀座線の折り返し運転をご紹介していますが、今回は折り返し運転が実施された理由である銀座線渋谷駅のホーム移設・線路切替工事を見てみようと渋谷駅へ出かけた話題です。

渋谷駅の改札の外に出るのは十数年ぶり。渋谷駅周辺の地理にも疎く、かなり迷ってしまいました。

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まずはJR渋谷駅の中央改札前の案内板から。

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従来は中央改札の右側に銀座線の改札口がありましたが、すでに閉鎖。銀座線の案内表示もすぐに撤去できるようにシールで貼られていました。

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新しい銀座線の改札口はJR渋谷駅中央改札の左側になるようで、私が訪問した2019年12月29日は新たな案内表示の上から目隠しされている状態。2020年1月3日に、この目隠しが取り除かれるのでしょう。

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東急百貨店と渋谷ヒカリエの連絡通路上(銀座線旧渋谷駅降車ホーム付近)から新駅舎を見る。

銀座線渋谷駅と言えば、東急百貨店のビルから出てくる銀座線車両を思い浮かべますが、現在はご覧のようなシェルターのようなアーチ状の構造物に覆われています。

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こちらはヒカリエの3階から東急百貨店方面を見たところ。

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ヒカリエの9回から見下ろした渋谷駅新ホーム。

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アーチ状の建造物には一部、内部が垣間見える隙間があり、作業員の姿を見ることができました。

 

2019年12月30日 (月)

銀座線渋谷駅移設に伴う折り返し運転~その2・青山一丁目&表参道駅編~(2019.12.29)

前回に続いて銀座線渋谷駅移設に伴う折り返し運転の様子をご紹介していきます。

銀座線で渋谷駅の次に折り返し設備がある駅は溜池山王駅。そのため、工事で渋谷駅が利用できないときは、これまでも浅草駅~溜池山王駅間で折り返し運転が行われてきました。しかし運休区間は渋谷駅~溜池山王駅間とはならず、渋谷駅~表参道駅間と青山一丁目駅~溜池山王駅間のみで、表参道駅~青山一丁目駅間でも折り返し運転が実施されています。

渋谷駅~赤坂見附駅間は半蔵門線が並走していますし(銀座線の赤坂見附駅と半蔵門線の永田町駅は接続駅扱い)、溜池山王駅も東京メトロ各線と乗り換えができるため全区間を運休としても大きな影響はなさそうですが、表参道駅~青山一丁目駅間にある外苑駅は他の東京メトロ線との接続がありません。つまり、外苑駅を利用する乗客のために表参道駅~青山一丁目駅間での折り返し運転が行われているわけなんですね。

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渋谷駅の線路切替及びホーム移設工事で青山一丁目駅~表参道駅の折り返し運転が実施されている最中の2019年(令和元年)12月29日に青山一丁目駅を訪問してきました。前回の記事でご紹介している浅草駅~溜池山王駅間は平常時と同様、昼間帯も3分間隔で運転されていましたが、青山一丁目駅~表参道駅間は12分間隔と本数も少なめ。その理由は青山一丁目駅~表参道駅間には折り返し線がなく、A線が青山一丁目駅から表参道駅まで客扱いし、表参道駅からは回送列車としてA線を逆走し、青山一丁目駅に戻って再び客扱いをする。B線はその逆で、表参道駅~青山一丁目駅まで客扱いし、回送列車として表参道駅に戻る運用形態を取っているため。それに、実質利用客は外苑前駅の乗降客のみのため、高頻度な運転を不要ということでしょう。

上の写真は青山一丁目駅2番(B線)ホーム。方面別案内板は「降車専用ホーム」と表示されていました。

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青山一丁目駅行きとしてB線を走行してきた車両は、乗客を降ろすと回送列車として、そのまま進行方向が変わり表参道駅へ戻っていきます。

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2番ホームと1番ホームの連絡通路を歩いていくと、1番(A線)ホームの案内表示は「渋谷方面」ではなく、折り返し運転の終点とな「表参道方面」に。路線図も表参道の下にあるべき、渋谷駅が目隠しされています。

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1番ホームの方面別案内板も「表参道方面」に。

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表参道駅から回送列車として逆走してきた銀座線車両。

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行先表示器は普段表示されることがない「表参道」。

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車内の案内表示器も「表参道ゆき」となっています。

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青山一丁目駅から表参道駅行きの列車に乗って表参道駅へ。渋谷方面の4番ホームに到着しましたが、この日は表参道駅~渋谷駅は運休ですので、「降車専用ホーム」というシールが貼られています。

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3・4番ホームのエレベータ。浅草方面の5番線も、この日は青山一丁目駅までしか行けませんので、シールが貼り付けられていました。

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青山一丁目駅から表参道駅行きとして4番線に到着した銀座線。

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乗客を降ろすと「回送」になって、青山一丁目駅に戻ります。

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今度は表参道駅の5番ホームへ。こちらも折り返し運転の終点となる「青山一丁目駅方面」というシールが貼り付けられています。浅草方面の「草」の字がわずかにはみ出ているのがわかります。

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出発案内表示器には紙で「青山一丁目止まり」と表示。

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青山一丁目駅から回送列車として5番線に入線後…

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青山一丁目行きに。

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車内の案内表示器も、普段は見ることができない「青山一丁目ゆき」と表示されています。

このあとは私は半蔵門線に乗り換えて渋谷駅へ向かいましたが、続きは次回へ。

2019年12月29日 (日)

銀座線渋谷駅移設に伴う折り返し運転~その1・溜池山王駅編~(2019.12.29)

東京メトロ銀座線では渋谷駅の移設に伴う線路切替・ホーム移設工事のため、2019年12月28日から2020年1月2日の6日間にわたり、渋谷駅~表参道駅及び青山一丁目駅~溜池山王駅間が運休。表参道駅~青山一丁目駅、溜池山王駅~浅草駅間で折り返し運転が行われています。2018年5月3日~5月5日の3日間も渋谷駅の移設に伴う線路切替工事のため同様の措置が取られましたが、今回はそれを上回る長期にわたり運休・折り返し運転となっています(弊ブログ2018年5月3日付の記事同年5月4日付の記事を参照)。

2019年12月29日に銀座線の折り返し運用の様子を観察しようと、最初に訪れたのは上野広小路駅。銀座線に乗って溜池山王駅まで向かいました。

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上野広小路駅のホーム上にある方面別案内板。普段、銀座線を利用する機会はほとんどないためわかりませんが、本来であれば「渋谷方面」とあるべき案内板ですが、この日は溜池山王駅より先は運休区間になりますので、「銀座・溜池山王方面」となっていました。

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溜池山王駅行きが上野広小路駅に入線。行先表示器に「溜池山王」行きと表示されるのも昨年5月以来でしょうか?

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車内の案内表示器も「溜池山王」行きに対応していました。

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溜池山王駅1番線は渋谷行きが発着するホームですが、この日はすべての列車が溜池山王駅止まりですので、方面別案内板には「降車専用ホーム」となっていました。

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1番線の出発案内表示器も「当駅止まり」と表示。

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銀座線は日中3分間隔で運転。この日も浅草駅~溜池山王駅間は3分間隔での運転のため、乗客を降ろすと「溜池山王」行きの表示のまま、回送という表示にすることなく、すぐさま出発。赤坂見附駅方面に走り去っていきました。溜池山王駅~赤坂見附駅間にはA線(渋谷方面)からB線(浅草方面)への渡り線があり、折り返し溜池山王駅2番線から浅草行きとして発車していきます。

次回は青山一丁目駅~表参道駅間の折り返し運転についてご紹介していきたいと思います。

より以前の記事一覧