ここ何回か、2024(令和6)年5月3日に、わたらせ渓谷鉄道や上毛電気鉄道沿線を訪れた話題をご紹介しているところですが、順番を入れ替えて旬な話題を…
東京メトロ東西線では南砂町駅の線路・ホーム増設に向けた線路切替工事のため、2024(令和6)年5月11日と12日の2日間、東陽町駅~西葛西駅間が終日運休となりました。5月11日は東西線沿線を訪問。工事に伴う列車や代行バスの動きについて私が撮影した写真とともに、何回かに分けてご紹介していきたいと思います。
南砂町駅での線路切替工事の影響で、中野駅方面から西船橋駅方面へ向かう列車は東陽町駅での折り返し運転となりましたが、必ずしもすべての列車が東陽町駅まで客扱いをするわけではなかったのです。
ご覧の写真は東西線の大手町駅の出発案内表示器。昼間帯はおおむね5分間隔で茅場町行きと東陽町行きが交互に運転。
東陽町行きは平常時でも朝のラッシュ時や深夜帯にもありますが、茅場町行きは設定がないため、レア表示といえるでしょう。
車内の案内表示器もきちんと茅場町止まりに対応していました。
茅場町駅の駅看板と出発案内表示器を組み合わせて撮影。茅場町駅の出発案内表示器に「当駅止まり」と表示されることは通常ないと思いますので、こんな写真も撮影してみました。
茅場町駅の日本橋寄りには中野方面の線路への渡り線があるので、茅場町止まりの列車は中野方面行きとなって折り返すことも可能なのですが、乗客が下りて表示器が「回送」となった後は、そのまま東陽町方面に走り去っていきました。
茅場町駅はに日比谷線も乗り入れているため、ホームには「東西線のう回は日比谷線へ」と書かれたポスターが掲出されていて、「秋葉原駅からJR総武線西船橋方面」や「八丁堀からJR京葉線西船橋駅方面」と乗換え経路まで記載されていました。
私は後続の東陽町行きに乗って東陽町駅へ。
東陽町駅に到着。
東陽町止まりの列車は南砂町方面へ走り去っていきました。
茅場町止まりの列車も回送列車として東陽町駅へ。出発案内表示器は東陽町止まりの列車は「当駅止まり」、茅場町駅止まりの列車は「回送」と表示。茅場町駅止まりの回送は東陽町駅を通過するわけではなく、いったん停車。ドア扱いはせず、すぐに発車していきました。
ここでひとつの疑問。茅場町止まりの列車も東陽町駅まで来るのであれば、なぜすべての列車は東陽町止まりにしなかったのか? もしすべての列車を東陽町止まりにした場合、東陽町駅で乗客が全員降車する時間、乗客が車内に残っていないかなどの点検作業に時間がかかり、5分間隔では遅延が発生すると予想されての対応でしょうか? 茅場町止まりにすることで、日比谷線への乗換え・振替輸送への誘導を狙っているのかもしれません。
東陽町駅~南砂町駅~西葛西駅は代行バスが運行。ホーム上には代行バスは2番・3番出口近くから運行していることを知らせる看板を持った係員が配置されていました。
西船橋方面改札は出口専用。
東陽町駅で下車する乗客は通常どおりの改札機処理をしますが、代行バスを利用する乗客は改札機を通さず、ご覧のような「PASMO・Suica処理連絡票」が渡され、下車駅で精算するようです。私は24時間券を使用していたため処理連絡票は不要だと思いますし、実際は西葛西駅から代行バスを利用する際は渡らせませんでした。
こちらは中野方面ホーム(2番ホーム)の改札口。2番ホームは中野方面行きの始発列車が発車するので入場専用となっています。
次回へ続く。
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