東武鉄道では、隅田川沿いに咲く満開の桜を隅田川橋梁から観賞できる『隅田川橋梁「サクラトレイン」』を昨年に続き、2023(令和5)年も634型スカイツリートレインを使用して運行されました。昨年は3月22日~4月3日の計12日間、毎日11時台から17時台まで1~2時間おきに、浅草駅ととうきょうスカイツリー駅を1往復、計7往復運転されたのに対し、今年は運転日が3月24日(金)を除く3月22日(水)~4月2日(日)の計11日、浅草駅11:35、13:35、14:15、16:35に出発してとうきょうスカイツリー駅へ向かうという片道運転で1日あたり4本のみと、昨年と比較すると減便されています。

昨年は弊ブログ2022年4月1日付の記事でご紹介しているとおり、撮影のみで乗車することはありませんでした。今年は天候も悪かったので撮りはせず乗る専門で。浅草駅11:35発のサクラトレインに乗車することにしました。浅草駅の出発案内表示器を見ると、サクラトレインは行き先がとうきょうスカイツリー、種別は「普通」でもなく空白でした。

サクラトレインは特急のりばである3番線から発車。

「サクラトレイン」の行先表示器は「臨時」でした。


「サクラトレイン」は4両編成。ドアは各号車に1か所ずつありますが、開放していたのは1号車と3号車のみ。2号車と4号車のドアは閉じられていました。

浅草駅の先端部は大きくカーブしていてホームと車両の隙間が大きいため、1号車のドア部には渡り板が置かれています。

634型スカイツリートレインの車内。この日は天候も悪かったためか、車内はガラガラでした。

天井部にある案内表示板は、白い画面に「TOBU」のロゴ表示のみ。


この日はあいにくの天気。空は雲で覆われ、列車の窓ガラスには雨粒が付いていて、満開の桜の色もあまり映えませんでした。

スカイツリーも第1展望台がかすかに見える程度で、その上にある第2展望台は雲に隠れてしまっていました。

隅田川橋梁には約3分停車して、とうきょうスカイツリー駅に到着。ここでもドアは1号車と3号車のみ開放。とうきょうスカイツリー駅の出発案内表示器は「通過」となっていました。

乗客を降ろした「サクラトレイン」は回送列車として曳舟駅方面へ。とうきょうスカイツリー駅周辺は高架化切替え中で、かつては島式ホームでしたが、現在は上り線が高架化されて上りホームが新設(500系リバティが停車しているところが上りホーム)。旧ホームは下り線のホームとなっています。スカイツリートレインとリバティの間にある線路は、かつての上り線で現在は使用されていません。

後続の列車で曳舟方面へ向かっていると、駅に隣接する電留線にスカイツリートレインが停車しているのを発見。次の「サクラトレイン」運行時まで、この場所で待機していると思われますが、ご覧のとおり撮影失敗。

そこで曳舟駅で列車を降りて押上方面の列車に乗換えて押上駅で下車。電留線が見えそうな場所まで歩いて「スカイツリートレイン」を撮影。


電留線周辺はコンクリートの壁があってそのままではよく見えず、コンクリートの壁の上にカメラを持ち上げて撮影してみました。
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