車両分離事故に伴い「はやて547号」がE6系が単独で運転(2025.3.8)
2025(令和7)年3月6日に、E5系とE6系が併結運転中に連結器が外れるという事故が発生したことに伴い、3月7日以降は東北新幹線と秋田・山形新幹線の連結運転を中止となり、秋田新幹線は盛岡駅~秋田駅間で、山形新幹線は福島駅~新庄駅間での折り返し運転となっています。つまり、秋田・山形新幹線は東京駅~盛岡・福島駅は運休し、東北新幹線が単独で運転することとなったため、新幹線区間での輸送量が減少。それを補うため、臨時列車が運転されることになりました。
臨時列車のうちのひとつである東京駅8:00発の「はやて547号」は、E6系が単独で運転。E6系が単独で新幹線区間を走行する定期列車は存在せず、東京駅から発車する「はやて」も、E6系が「はやて」運用に就くこともなしと、緊急に設定された臨時列車とはいえ、異例づくめの列車と言えます。「はやて547号」は事故が発生した翌日の3月6日に運行されましたが、この日は金曜日。仕事で行くことができず、悔しい思いをしましたが、翌日の3月7日も運転されるという情報を入手。東京駅へ出かけてきました。
東京駅のJR東日本新幹線の出発案内表示器。一番下の「はやて547号」が今回、東京駅を訪れた目的。
「はやて547号」は7:56発の「はやぶさ103号」に続行するかたちで運行。「はやぶさ103号」は仙台駅以降、各駅に停車するのに対して、「はやて547号」の仙台以降の停車駅は、古川、一ノ関、北上、盛岡。「はやぶさ103号」は仙台駅と一ノ関駅で5分停車することから、「はやて547号」が「はやぶさ103号」を追い抜くという下剋上が発生か?と思われましたが、「はやて547号」の盛岡駅到着時刻は11:00で「はやぶさ103号」の到着の10分後。それどころか、ダイヤを見ると後続の「はやぶさ」2本に追い抜かれることが判明。おそらく最高速度275㎞/hで運転されているのでしょう。一方で、「やまびこ」よりも停車駅が少ないためか、東京駅~盛岡駅間の所要時間は「やまびこ」よりも15分程度短縮されているところを見ると「はやて」という名称が相応しい臨時列車と言えそうです。
ホーム上の出発案内表示器。
11号車のグリーン車以外、普通席は全車自由席となっています。盛岡駅発着で1往復ある「はやて」も全車指定席ですから、こちらもレアな表示と言えるでしょう。
東京駅に入線する「はやて547号」。シャッタースペードを上げていたため、出発案内表示器の表示が切れてしまっているのが残念。
E6系による「はやて」は存在しないため行先表示器はどうなるのかと思いましたが、きちんと「はやて547 盛岡」と表示されていました。
東京駅の乗車口案内とE6系の行先表示器に「はやて」と表示されている組み合わせ。
E6系のロゴとも組み合わせてみました。
東京駅を発車していくE6系「はやて547号」と東京駅の駅看板の組み合わせ。従来、E6系の後方にはE5系が連結されていますから、ご覧のような写真はなかなか撮れません。元画像がピンボケしてしまっているのが悔しい。
ちなみにE6系「はやて547号」は、運転日当日に発表された臨時列車ということもあってか、乗車率は1車両10名程度とガラガラ。多くの利用者は指定席を取り直しているのでしょう。
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