単なる「踊り子」の大宮延長運転ではない?&自由席連結?~特急 下田水仙まつり号~(2024.1.20)
2024(令和6)年1月20日と21日、大宮駅~伊豆急下田駅間で「特急 下田水仙まつり号」が運転されました。「下田水仙まつり号」は、下りでは池袋駅~伊豆急下田駅間が「踊り子5号」、上りでは「踊り子18号」と同じダイヤで運転されるため、実質的に「踊り子5・18号」の大宮駅~池袋駅間の延長運転という位置づけですが、随所に「踊り子」とは異なる点が見受けられます。
まずは「下田水仙まつり号」と「踊り子5号」のえきねっと予約画面を並べていました。いずれも新宿駅~伊豆急下田駅で検索した結果ですが、特急料金が異なっていることがわかります。「踊り子」の特急料金は専用の料金表が適用されていますが、「下田水仙まつり号」はB特急料金を適用されるため、310円の差額が発生してます。また、「踊り子」はチケットレス、座席未指定券の取扱いがありますが、「下田水仙まつり号」はありません。
1月20日、大宮駅を訪れ、まずはいつものとおり出発案内表示器を撮影していたのですが、驚いたのは「自由席は8号車・9号車です」という表示を見たとき。JR東日本のwebページに掲載されている「冬の臨時列車の運転について」では「下田水仙まつり号」は全車指定席と記載がありましたが、実際は自由席を連結。座席未指定券の取扱いがなかったための代替措置なのでしょうか?
ちなみに8・9号車付近には、クラブツーリズムのジャケットを着た添乗員やツアー客がいて、なぜか9号車に乗り込んでいったのですが、これが自由席設定と何か関係があるのでしょうか? 大宮駅出発時点では乗車率も低く、自由席も空いていたのでツアー客は全員座れたようですが、普通は指定席を取らないのでしょうか? 何かの手違いか? それとも自由席でも余裕で座れると予想しての判断なのかしら? いずれにせよ、ほとんどが全車指定席で運転されるJR東日本の臨時列車のなかで、自由席が連結された臨時特急は貴重であるといえるでしょう。
もう一つ、大宮駅の出発案内表示器ネタ。表示器に流れる停車駅案内は伊東駅まで。伊豆急行線内の停車駅は表示されていませんでした。その一方で、駅ホームでの自動放送では伊豆急線内の停車駅も案内されていました。
「下田水仙まつり号」の大宮駅発車時刻は8:42ですが、列車の入線は7分前の8:35頃。担当車両は緑のE257系5000番台OM-92編成でした。
大宮駅に停車中の「下田水仙まつり号」。ヘッドマーク、行先表示器とも「特急」でした。
最後尾車両の運転席窓にある緑とオレンジのプレートのようなものは何かしら?
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