2022(令和4)年6月4日は、西武鉄道の武蔵丘車両検修場で「西武・電車フェスタ2022」が開催。入場には西武線アプリから電子入場券を入手する必要がありますが、先着1,500人。申込受付当日の昼休みにチェックしてみましたが、すでに定員に達していて受付終了。他に、飯能市・日高市住民招待枠が1,000人、そして今回ご紹介する会場直通列車ツアーの旅行商品を購入した人が入場できるというもので、コロナ禍以降はなかなか参加が難しいイベントとなっています。
せめて会場直通ツアー列車の撮影だけでもと思い、西武線沿線に出かけてきました。ツアー列車は2種類あり、担当車両はいずれも今年がデビュー30周年となる6000系。ひとつ目のツアー列車は西武新宿駅を発着するもので、往路は8:50頃に西武新宿駅を出発して、武蔵丘車両検修場に10:30頃に到着。復路は武蔵丘車両検修場を12:00頃に出発して、西武新宿駅に13:20頃に到着するというダイヤとなっています。
この日は、午前中に千葉駅で「ぐるっと北総グルメものがたり」(弊ブログ2022年6月4日付の記事を参照)や両国駅で「お座敷列車「華」貨物線ツアー」(弊ブログ2022年6月5日付の記事を参照)、尻手駅で「185系鉄道開業150年記念号」(弊ブログ2022年6月5日付の記事を参照)を撮影していて、西武線沿線を訪れたのは昼過ぎ。西武新宿駅発着のツアー列車は、西武池袋線と西武新宿線を直通する定期列車にはないルートをたどるということで、池袋線から新宿線に転線する所沢駅で待つことにしました。
所沢駅の出発案内表示器を観察していると、西武新宿線上り列車が発着する2番線に「臨時」と表示されているのを発見。時刻は12:32頃、ツアー列車に間違いなさそうです。
西武池袋線の上り線に走り、所沢駅に近づく6000系のツアー列車。西武池袋線の上り列車が発着する3番線へ向かうには線路を直進するのですが…
ツアー列車は分岐器で左に曲がり…
向かって左の線路が新宿線上り線の2番線、右の線路は新宿線下り線の1番線。よって6000系の手前にあるダブルスリップを右方向へ。
2番線に入線するツアー列車。
所沢駅2番線で折り返し準備中のツアー列車。西武新宿発着のツアー列車は「西武新宿発!6058編成で行く親子で西武・電車フェスタ一番乗りツアー」という名称にあるとおり、小学生以下のお子さまと保護者向けの列車。車内は見た限りガラガラでしたが、最少催行人員120名には達しない場合は運休となると告知されていましたので、それ以上は参加者がいたということでしょう。今年の西武・電車フェスタは開催時間が12:00~14:30ということで、ツアー参加者たちは一般入場者に先立って検修場内に入場できるというのが特典でした。
停車時間は約2分。西武新宿駅へ向かった走り出すツアー列車。
向かって右側の2本の線路が新宿線。6058編成は池袋線の所属車両ですから、新宿線の線路を走行することは平常時にはなく、貴重なシーンと言えるでしょう。
さて、もうひとつのツアー列車は「池袋発!6001編成で行く西武・電車フェスタ直通ツアー」という名称。新宿線所属の6001編成が池袋線を走行するということで、こちらも普段は目にすることができません。ツアー列車は池袋駅を12:50頃に出発して武蔵丘車両検修場には14:30に到着するというダイヤ。通常より1.5~2倍所要時間がかかるため、どんなダイヤだったのか気になりましたが、6001編成はデビュー30周年記念ヘッドマークを取り付けていて、西武線アプリでは回送時や今回のツアー列車でも列車走行位置がリアルタイムに確認することができました。これによると、どうやら所沢駅で長時間の停車、小手指駅で特急「Laview」の通過待ちなどを行っていたようです。
私が6001編成のツアー列車を待っていたのは入間市駅。
入間市駅を14:05頃に通過していきました。
後追いでヘッドマークを撮影。ピンボケ&ブレてしまいましたが、かろうじて見られるかな…?
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