2022(令和4)年4月30日に訪問した小坂鉄道レールパーク。車庫内にはDD130形ディーゼル機関車や24系客車が展示されていましたが、他にも様々な鉄道関係部品が置かれていました。
車庫外にもいくつか存在しましたが、腕木式信号機がここにも展示。踏切警報機もありました。
向かって左側の柱のようなものは、通貨列車がタブレットを受け取るための「通標授器」というものだそうです。その下にある「160」と書かれた短い柱のようなものは「曲線標」といい、半径160mの曲線があることを示しています。ちなみに裏側には「C=35 S=30」という文字があり、曲線の内側より外側の線路が35mm上がっている(カントが35mm)、レールの幅が30mm広がっている(スラック30mm)ことを意味しているそうです。
下にある連結器はディーゼル機関車のものと思われますが、解説板には表記がありませんでした。
連結器の手前側にあったのがこちら。濃硫酸を運搬したタンク貨車が解体された際に取り外した貨車の部品だそうです。積載重量や車両の所属が記載されているとのことです。
上段左側と真ん中にある電球のようなものは標識灯。解説板に『小坂鉄道レールパークに留置されているワフ28000形に使用されていた』とありますので、おそらく観覧記の本編でご紹介している型番等の表記がなく形式不明の貨車がワフ28000形であると推測できます。
上段左側のラッパのようなものはキハ2100形の警笛。
下段の部品はピストンで、一番左の見切れているものとその右側のひときわ大きなピストンがDD130形のもの。一番右のものがキハ2100形のピストン。残り2つの小さなものが軽自動車と普通乗用車のピストンで、その大きさの違いが比較できるように置かれているようです。
こちらは腕木式信号機。上にあるのは場内信号機。下にあるひと回り小さな信号機は通過信号機といい、場内信号機の下に設置され、出発信号機(駅の先頭にある信号機)の現示する内容を通過信号機でも現示して、通貨列車がその駅を通過できるかどうかを知らせる信号機だそうです。解説板には小坂鉄道では腕木式の通過信号機が最後まで使用されていたという記述がありました。
※2022年春 秋田・大曲 花火とローカル鉄道に触れる旅は、私のホームページ「列車とともに」でご紹介しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
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