2022(令和4)年1月30日、団体専用列車を撮影するため千葉駅を訪問した時のお話し(団体専用列車の話題については、弊ブログ2022年1月31日付の記事、2022年2月1日付の記事を参照)。前回は新宿駅から千葉駅まで「特急 新宿わかしお」に乗車したことをご紹介しましたが、帰りは千葉駅から東京駅まで「特急 成田エクスプレス」を利用しました。


乗車したのは「成田エクスプレス6号」。千葉駅を9:29に出発して東京駅には9:54に到着、39.2㎞を25分で結びます。同区間を快速列車だと約40分。千葉駅を9:03に発車する「しおさい6号」が30分ですから「成田エクスプレス」がいかに速いかがわかります。
しかし「成田エクスプレス」はA特急料金が適用されるうえ全車指定席のため、特急料金は1,290円と高め。そこで私が利用したのは「JRE POINT特典チケット」というもの。えきねっと経由でチケットレスで「成田エクスプレス」を予約し、JRE POINT特典チケットを利用すると、50㎞までが460ポイント(460円相当)。通常料金よりも約1/3で利用できるのです。

「成田エクスプレス6号」が千葉駅に到着。

「成田エクスプレス」E259系の座席。上下に稼働するヘッドレストの枕や全席コンセント、Wi-Fi完備はJR東日本の特急列車ではE259系が初で、E353系に引き継がれています。


初めて知ったのは座席回転べダルがなく、ひじ掛け部後方の「イス回転」と書かれたボタンを押すとロックが外れて回転できるということ。このような構造はE259系だけではないかと思います。

案内表示装置はデッキ扉上部ではなく、号車ごとに4か所LCDモニタ装置が設置されていて、中央にある2つの装置は両面から見ることができるようになっています。

表示される内容も多彩。空港特急ということで4か国語対応。こちらは次の停車駅を表示。

停車駅案内。

運行情報。右モニタはCM等が流れる時もありました。

現在走行位置案内。

次の停車駅の乗り換え案内。

次の停車駅の駅構内案内。

こちらは「成田エクスプレスご利用案内」。材質は下敷きのような感じ。

「成田エクスプレス」も座席未指定券という概念が適用されているのですね。航空機は遅延することが多いので、事前に指定席を予約していた場合、当日であれば後続の成田エクスプレスの空席が利用できるようですね(えきねっとトクだ値を除く)(出典)。
ちなみに「あずさ・かいじ」「踊り子」には指定席の販売状況を確認できるように、座席の上に3色のLEDランプが設置されていて、「踊り子」用のE257系には改造時にLEDランプを追加されたものの、E259系にはLEDランプはありません。一部では成田エクスプレス用の後継車両が近いため、LEDランプの追加工事がされないという噂にもつながるのかもしれません。

東京駅に近づくと案内表示装置にも変化。

乗り換え案内は変わりありませんが…

ホーム上にあるエスカレータ、エレベータなどの案内が追加。また、放送では東京駅には地下5階に到着する旨の案内が印象に残りました。

東京駅に到着。案内表示装置や座席まわりの観察などに気を取られ、あっというまに25分の乗車時間が終了。今度乗車する機会があれば、ゆっくりと乗車を堪能したい。


千葉駅から乗車する際に撮れなかった車体側面の行先表示器を撮影。

東京駅を出発していく「成田エクスプレス6号」を見送りました。
最近のコメント