C56形98号機~19世紀ホールの展示車両(その1)~(2020.12.5)
連日、新型コロナウィルスの感染者数が最高となるなどの報道が続いています。私も2020年12月5日から6日にかけて出かけた「2020年秋 兵庫・京都花火観覧と鉄道博物館めぐり旅」以降は花火観覧や鉄活も自粛して仕事以外の外出は極力控えているところです。なかなか感染者数が減少せず、今後しばらくはお出かけも難しそうですね。
ということで、しばらくは旅で訪れたトロッコ嵯峨駅に隣接している「19世紀ホール」や梅小路公園の京都市電車両、京都鉄道博物館の展示車両をご紹介していきたいと思います。
今回は19世紀ホールの展示車両をご紹介するシリーズの1回目、「C56形98号機」です。
車体の傍らにある解説板によると『1935(昭和10)年から小型・軽量で最初からローカル線の客貨両用機関車として製作。C12形と共通設計だが、タンクがテンダー化したもの。転車台で転向しなくても、バック運転時の見通しをよくするため、テンダーの両サイドを斜めにカットしているのが特徴。98号機は晩年、山陰線で活躍し米子鉄道管理局でその使命を終えた』とあります。
テンダー化したことにより、石炭や水を大量に積載できることで長距離運行が可能にしたのがC56形。一方、地方では転車台が少ないため折り返し運転時に車体を転回することができないことが多く、バック運転する必要がある。しかし、テンダー式では後方の視界が遮られてしまうため、テンダー部の両サイドをカットすることで視界を確保しているという長距離ローカル輸送に特化した構造になっているそうです。
※「2020年冬 兵庫・京都 花火観覧と鉄道博物館めぐり旅」は、私のホームページ「列車とともに」でご紹介しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
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