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2020年12月

2020年12月30日 (水)

ナシ20形24号車~京都鉄道博物館プロムナードの展示車両(その6)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した京都鉄道博物館のうちプロムナードの展示車両をご紹介しています。6回目の今回はナシ20形24号車です。

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解説板によると『「走るホテル」と称されたブルートレインの食堂車』と紹介。『ナシ20形24号車は、1970(昭和45)に製造され、東京~九州間を結んだ寝台特急「はやぶさ」や、東京~東北間を結んだ寝台特急「あけぼの」などに連結されていた』とあります。

現在は車内に立ち入ることはできませんが、交通科学博物館に展示されていたときには食堂として営業していて、貫通扉の右側には「ナシ20形食堂車」という看板が取り付けられたままになっていました。

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ナシ20形24号車を撮影したものがこちら。

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こちらは車内の厨房を撮影したもの。グラスや炊飯器、電子レンジなどが並んでいました。さすがに現役当時のものではないでしょうが、交通科学博物館時代の食堂で使用されていたと思われる機材が置かれています。

「2020年冬 兵庫・京都 花火観覧と鉄道博物館めぐり旅」は、私のホームページ「列車とともに」でご紹介しています。ぜひ、こちらもご覧ください。

スシ28形301号車~京都鉄道博物館プロムナードの展示車両(その5)~(2020.12.6)

2020(令和)12月6日に訪問した京都鉄道博物館のうちプロムナードに展示されている車両をご紹介しています。5回目の今回はスシ28形301号車です。

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解説板によると『急行「日本海」などに連結された昭和初期の食堂車』として紹介。『当初は食堂車と2等座席の合造車であるスロシ38000形として製造されたが、戦後、3等座席の合造車スハシ38形として急行「日本海」などに連結された。乗り心地を重視した3軸台車が採用された。1961(昭和36)年、旧交通科学博物館での展示時に、車内全室が食堂車に改造された。この時、座席配置が2人掛+4人掛テーブルから4人掛+4人掛テーブル、形式番号はスシ28形301号車となった』とあります。この改造は交通科学博物館に展示される際に車内を食堂として使用するための措置で、改造により改番した「スシ28形301号車」は現役当時には存在しない形式であるとのこと。食堂として使用するとはいえ、元からある車両に手を加えて形式番号までも変えてしまうとは、かなり思い切ったことをしてますね。

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スシ28形301号車の車内を撮影したものがこちらです。

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2020年12月29日 (火)

マロネフ59形1号車~京都鉄道博物館プロムナードの展示車両(その4)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した京都鉄道博物館のうちプロムナードに展示されている車両をご紹介しています。4回目の今回はマロネフ59形1号車です。

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戦前には珍しかったプルマン式が採用された皇族、貴賓専用寝台車。解説板によると『皇族、貴賓専用のマイロネフ37290形として製造された1・2等寝台客車で、のちにスロイネフ38形と称号改正された。戦後は日本に進駐した連合国軍が接収し、返還後は当時の皇太子の非公式用車両・スイロネ37形となり、1955(昭和30)年にはマロネフ59形となった。1等寝台部分は個室、2等寝台部分は通路両側に上下二段の寝台が配された「プルマン式」となっており、乗り心地を重視して3軸台車が採用されている』とありました。

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2020年12月28日 (月)

0系22形1号車の運転席(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した京都鉄道博物館プロムナードの展示車両をご紹介しています。今回は0系22形1号車の運転席を見学・撮影してきましたのでご紹介したいと思います。

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0系22形1号車は運転席が開放されていて自由に運転席内を見学することができます。幸運にも見学待ちの人数も少なく、すぐに運転席へ。

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助士席側から運転席側を撮影したものがこちら。

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運転席側の機器類。

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助士席側の機器類。

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運転席後方の制御盤等です。

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2020年12月27日 (日)

0系22形1号車 車内の展示物(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した京都鉄道博物館プロムナードの展示車両をご紹介しています。今回は前回の記事でご紹介した0系22形1号車の車内にあった展示物をご覧いただいたいと思います。

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0系22形1号車は車内公開されていて、車両後方の扉が入口となっています。

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車内はご覧のとおり。座席はすべて撤去されていて、車両の半分に展示物が、もう半分が通路になっています。

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0系22形1号車の1/20スケール模型。

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模型の下には「0系新幹線電車の技術」という解説板が掲出されていました。以前テレビで0系新幹線を扱った番組を見たことがあり、新幹線は未採用の新技術を採用せず、信頼性を保つため、これまで培った技術で製作されたという話題を目にしました。解説板にあるとおり、151系・101系・80系といった電車群だけでなく、EF70形・ED70形といった電気機関車、さらに名鉄7500系・小田急3000形・営団300形といった国鉄以外の車両技術を扱うなど、日本の鉄道技術を結集していることがわかります。

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虹色に「新幹線記念号」と書かれた先頭部カバー。

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先頭部カバーの下には新幹線試作電車1000形(A編成)の1/20スケールモデル。解説板には先頭部の流線型デザインに関する記述がありました。

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こちらは0系新幹線に採用されたDT200形台車の1/5スケールモデル。

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0系新幹線の空気ばねの実物。

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こちらは0系新幹線のPS200型パンタグラフの実物。空気抵抗などを考え在来線に比べて小型に設計されているそうです。

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グリーン車(左側)と普通車(右側)の座席も展示されていました。

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0系新幹線4両~京都鉄道博物館プロムナードの展示車両(その3)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した京都鉄道博物間のうちプロムナードに展示されている車両をご紹介しています。3回目の今回は0系新幹線4両です。

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4両の0系新幹線はかつて交通科学博物館に展示されていましたが、いずれも鉄道記念物に指定されているためか、4両すべてが京都鉄道博物館に移設。博物館入口に最も近い位置に展示されているのが上の写真にある大阪方先頭車0系21形1号車です。解説板によると『0系新幹線電車は、1964(昭和39))年に東海道新幹線用として登場し、最高運転速度210km/hで運行を開始。翌年には、東京~新大阪間を3時間10分で結んだ。0系21形は大阪方の先頭車で、車内は3人+2人掛けの普通座席の客室と、和式トイレや男性用トイレ、洗面台が2組設けられている』とあります。

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0系21形1号車の運転席扉付近には日本機械学会による「機械遺産認定証」のプレートが建てられていました。

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0系21形1号車の隣に連結されていたのは0系16形1号車。解説板によると『グリーン車の中間車で、車内には、客室のほかに乗務員室と荷物保管室が設けられている。車内はゴールドを基調とした配色で、普通車と比べて居住性を重要視した2人+2人掛けの座席配置にリクライニングシートを採用しており、窓も普通車より大きなものとなっている』とあります。

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こちらが0系16形1号車の車内を撮影したもの。私は0系新幹線のグリーン車に乗ったことがないのですが、急行「はまなす」のドリームカーに似ているなと感じました(※調べてみると「はまなす」のドリームカーはキハ183系のグリーン席を転用したものだそうです)。

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0系16形1号車の隣に連結されていたのは0系35形1号車。解説板によると『ビュフェ(簡易食堂)と客室(普通座席)の合造車。ビュフェは車両後方に設けられ、室内には調理室とカウンター、13の座席が設けられている。カウンター内には冷蔵庫や電子レンジなど簡単な調理ができる設備があり、おもに軽食が提供されていた』とあります。

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0系35形1号車の車内。手前側が食事をするためのテーブルと座席、奥側がカウンターです。

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0系35形1号車の隣で、最も本館側に展示されているのが0系22形1号車、東京方の先頭車です。

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解説板によると『車内は普通座席の客室と、車両後方のデッキ部分には、業務用室と乗務員室が設けられている。流線型の先頭カバー内には、故障車両をけん引する場合などを想定した救護用連結器が格納されている。現在は車内を展示スペースと使用している』とあります。他の新幹線車両は車内に入ることができませんが、0系22形1号車は扉が開いていて車内に入ることができます。車内の展示スペースについては次回ご紹介していきたいと思います。

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クハ86形1号車・モハ80形1号車~京都鉄道博物館プロムナードの展示車両(その2)~(2020.12.6)

前回から2020(令和2)年12月6日に訪問した京都鉄道博物館のうちプロムナードに展示されている車両をご紹介しています。2回目の今回は「クハ86形1号車とモハ80形1号車」です。

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こちらがクハ86形1号車。解説板には『日本初の長大編成電車』として紹介されていて『東海道本線の旅客列車の電車化を図ることを目的として開発。15両編成という日本初の長大編成電車として、1950(昭和25)年から東京~沼津間で運行が開始された。オレンジと緑の塗色は「湘南色」と呼ばれている。座席は4人掛けとなっているが、乗降口付近は乗り降りがしやすいように前方は2人掛け、後方は3人掛けのロングシートが設けられている』とあります。

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窓の反射で少し見づらくなってしまっていますが、車内の様子はご覧のとおり。

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こちらはモハ80形1号車。『80系直流電車のモーター付き中間車で、それまでの電車は振動・騒音が大きく長距離や高速運転に向かないとされていましたが、高速台車や中間電動車の採用などを行い、長大編成を可能にした。80系の技術は、151系電車や0系新幹線電車の開発につながった』とあります。

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モハ80形1号車の妻面は透明アクリル板が貼られていて、内部が見えるようになっています。

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2020年12月26日 (土)

C62形26号機~京都鉄道博物館プロムナードの展示車両(その1)~(2020.12.6)

今回から2020(令和2)年12月6日に訪問した京都鉄道博物館の展示車両をご紹介していきたいと思います。まずは京都鉄道博物館を入ってすぐの場所にあるプロムナードの展示車両からご紹介。1回目の今回は「C62形26号機」です。

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解説板には『特急「つばめ」や「はと」をけん引した大型高速旅客用蒸気機関車』として紹介されていて、『1948(昭和23)年から1949(昭和24)年にかけて49両が製造された日本最大の旅客用テンダー式蒸気機関車で、動輪の直径は1,750㎜。(展示の26号機は)「つばめ」「はと」などのけん引機として活躍しました』とあります。

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同型の17号機は129km/hを記録し、リニア鉄道館で「世界最速を記録した高速鉄道のシンボル」の1両として展示されています。

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2020年12月25日 (金)

1600型1605号~梅小路公園に展示されている京都市電車両(その6)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した梅小路公園に展示されている京都市電車両をご紹介しています。6回目の今回は1600型1605号です。

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市電カフェとして使用されている500型505号の後方に展示されているのが1600型1605号。前回ご紹介した800型890号とともに無料休憩所として車内に入ることもできます。

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1605号の運転席。

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車内はご覧のとおり。シートの至るところが破れていて状態はあまりよくありませんでした。

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2020年12月24日 (木)

800型890号~梅小路公園に展示されている京都市電車両(その5)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した梅小路公園に展示されている京都市電車両をご紹介しています。5回目の今回は800型890号です。

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前回ご紹介した700型303号の後方に展示されているのが800型890号。800型のラストナンバーとして保存され、無料休憩所として使用されています。

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車内はご覧のとおり。昭和31年製ですので約65年前の車両ですが、比較的状態は良さそうです。

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700型703号~梅小路公園に展示されている京都市電車両(その4)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した梅小路公園に展示されている京都市電車両をご紹介しています。4回目の今回は700型703号です。

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前回ご紹介した市電カフェとして使用されている500型505号をホームを挟んで向かい側に展示されているのが700型703号。昭和33年3月に誕生し、昭和49年の烏山線廃止後に、全社が引退したとのことです。平成26年3月から市電ショップとして使用されていて、車内には鉄道関連のおもちゃや文房具、靴下などの鉄道グッズが置かれていました。営業時間はコロナウィルス感染拡大の観点から6月以降、当面の間、11:00~17:00(平日は16:00まで)となっていて、私が訪問した時間は開店前でした。

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2020年12月23日 (水)

500型505号~梅小路公園に展示されている京都市電車両(その3)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した梅小路公園に展示されている京都市電車両をご紹介しています。3回目の今回は500型505号車です。

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500型505号車は公園内の市電ひろば内に展示されている4両のうちの1両。誕生したのは大正13年2月、昭和45年の伏見・稲荷線廃止まで活躍していました。平成26年3月から市電カフェとして営業していて、購入したものを車内で飲食することができるようです。私はこのあとの京都鉄道博物館を訪問が控えていましたので利用せず、車内の様子も確認できませんでした。

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2020年12月22日 (火)

2000型2001号~梅小路公園に展示されている京都市電車両(その2)~(2020.12.6)

2020(令和2)年12月6日に訪問した梅小路公園に展示されている京都市電車両をご紹介している京都市電車両をご紹介しています。2回目の今回は2000型2001号です。

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2000型は京都市電の新造車両としては最後に登場した形式で、そのトップナンバーである2001号は保存され、現在は梅小路公園七条入口近くに展示され、総合案内所として使用されています。前回の記事でご紹介していて大宮総合案内所として使用されている900型935号の行先幕には「梅小路公園」と表示されていますが、2001号は方向幕が2段あり、上段に「梅小路公園」、下段に「総合案内所」という幕を掲出しています。

この写真を撮影したのは9:45頃。扉は開いていますが、開所時間は10時からということで車両内部に入ることはできませんでした。

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900型935号~梅小路公園に展示されている京都市電車両(その1)~(2020.12.6)

今回から2020(令和2)年12月6日に訪問した梅小路公園内に展示されていた京都市電車両をご紹介していきたいと思います。1回目の今回は900型935号です。

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梅小路公園大宮口を入ってすぐの場所に展示されているのが900型935号です。900型のラストナンバーとして保存、現在は総合案内所としてこの場所に展示されています。

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案内所の開所時間は土休日の午前10時から午後4時まで。私が訪問したのは9:30頃で開所時間前、内部は閉鎖されていて様子を見ることはできませんでした。

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2020年12月21日 (月)

若鷹号~19世紀ホールの展示車両(その4)~(2020.12.5)

2020(令和)2年12月5日に訪問した嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅に隣接する「19世紀ホール」に展示されていた蒸気機関車をご紹介しています。4回目の今回は「若鷹号」です。

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解説板によると『日本国有鉄道鷹取工場技能者養成所の生徒の手によって、1939(昭和14)年9月に改造された蒸気機関車で、若い鷹取工場職員の実習用に愛用されるというので若鷹号と名づけられました。この機関車の前身は、1921(大正10)年ドイツのコッペル社製の2軸動輪の小型機で、四国の東部を走っていた「4型7号」です。その後、岡山機関区の入換用として使用され、1937(昭和12)年春にその役目を終え鷹取工場に送られてきました。工場では、台枠を前後1170㎜に延長し、動輪を後ろに移動し、スベリ棒、ピストン棒を長く、ボイラーを高く、運転室を広くするなどの改造を行い、小型ながらも当時としては近代的装備の機関車として蘇りました。2000(平成12)年3月をもってJR西日本の鷹取工場が100年の歴史を閉じることになりましたが、若鷹号を廃棄することを惜しむ声が多く、トロッコ嵯峨駅の構内に展示し永くその雄姿を保存することとなりました』とあります。

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2020年12月20日 (日)

C58形48号機~19世紀ホールの展示車両(その3)~(2020.12.5)

2020(令和2)年12月5日に訪問した嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅に隣接する「19世紀ホール」に展示されていた蒸気機関車をご紹介しています。3回目の今回は「C58形48号機」です。

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解説板によると『貴婦人として名高い[C57]の弟分でその長所を十分取り入れた性能を持ち[8620(型)]と[C50]の代替機としてC57より一年遅れて登場した名機である。C57と比較すると、先輪は1軸で動輪直径は1520㎜とひと回り小さく曲線に強く半径300mのカーブも平気であったと言われている。特に関西地方の至るところでよく働き、関西線・奈良線・和歌山線・紀勢線などのSL時代を最後まで頑張り続けたのがC58である。(48号機は)最後は1974(昭和49)年北海道の釧路鉄道管理局でその使命を終え勇退した。』とあります。

関西地方で広く活躍したことで「C58形」がこの場に展示されることになったようですが、48号機自体は直接、関西での運用実績はないか、または少なかったようです。

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D51形603号機~19世紀ホールの展示車両(その2)~(2020.12.5)

前回から2020(令和2)年12月5日に訪問した嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅に隣接する「19世紀ホール」に展示されていた蒸気機関車をご紹介しています。第2回目は「D51形603号機」です。

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「デゴイチ」の愛称で知られるSLの題名ともいえる蒸気機関車D51形。全国各地で保存・展示されていますが、ここ展示されている603号機はちょっとしたドラマが存在していることを知りました。

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ご覧のとおり、「D51-603」は先頭部と2つの動輪のみが展示されています。車体の一部のみ展示する理由として「展示スペースの都合」というのが多いのですが、「D51-603」は別の理由であったことが解説板に記載されていました。

解説板からの引用『(603号機は)晩年は北海道で活躍し1975(昭和50)年12月日本のSL最終運転を終え追分機関区に留置中1976(昭和51)年4月13日追分機関区の機関車車庫の火災に遭遇し、機関車の後部半分を焼失し煙室部分のみ焼け残ったと言われている機関車である。この機関車の処分は今尚、廃車ではなく保留である』とあります。北海道で活躍していたD51形がどのような経緯で嵯峨野で展示されることになったのか興味がありますね。

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2020年12月19日 (土)

C56形98号機~19世紀ホールの展示車両(その1)~(2020.12.5)

連日、新型コロナウィルスの感染者数が最高となるなどの報道が続いています。私も2020年12月5日から6日にかけて出かけた「2020年秋 兵庫・京都花火観覧と鉄道博物館めぐり旅」以降は花火観覧や鉄活も自粛して仕事以外の外出は極力控えているところです。なかなか感染者数が減少せず、今後しばらくはお出かけも難しそうですね。

ということで、しばらくは旅で訪れたトロッコ嵯峨駅に隣接している「19世紀ホール」や梅小路公園の京都市電車両、京都鉄道博物館の展示車両をご紹介していきたいと思います。

今回は19世紀ホールの展示車両をご紹介するシリーズの1回目、「C56形98号機」です。

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車体の傍らにある解説板によると『1935(昭和10)年から小型・軽量で最初からローカル線の客貨両用機関車として製作。C12形と共通設計だが、タンクがテンダー化したもの。転車台で転向しなくても、バック運転時の見通しをよくするため、テンダーの両サイドを斜めにカットしているのが特徴。98号機は晩年、山陰線で活躍し米子鉄道管理局でその使命を終えた』とあります。

テンダー化したことにより、石炭や水を大量に積載できることで長距離運行が可能にしたのがC56形。一方、地方では転車台が少ないため折り返し運転時に車体を転回することができないことが多く、バック運転する必要がある。しかし、テンダー式では後方の視界が遮られてしまうため、テンダー部の両サイドをカットすることで視界を確保しているという長距離ローカル輸送に特化した構造になっているそうです。

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2020年12月16日 (水)

2020年冬 兵庫・京都 花火観覧と鉄道博物館めぐり旅を掲載しました(2020.12.5~6)

2020(令和2)年12月5日から6日にかけて京都へ出かけ、花火を見上げる物語の観覧と京都鉄道博物館を訪問してきました。2020年冬 兵庫・京都 花火観覧と鉄道博物館めぐり旅を、私のホームページ「列車とともに」に掲載しました。ぜひご覧ください。

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2020年12月 1日 (火)

池袋駅に新型AI案内端末が登場(2020.12.1)

2020(令和2)年12月1日、通勤でいつも通るJR池袋駅構内で見慣れないものを見つけました。

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ここはJR池袋駅南口改札を入ってすぐの場所。2台の端末が設置されていました。

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この端末、JR東日本池袋駅に関する乗り換え、列車遅延、駅構内地図、駅周辺地図、飲食店情報が調べられるとのこと。マイクに向かって話しかけると、それらの情報が案内されるようです。

初モノに弱い私は何も操作せず退散。調べてみると「案内AIみんなで育てようプロジェクト」による実証実験の参加企業のひとつ「Nextremer」社が開発した「勝手に案内所!」というデジタルサイネージらしい。約1年前にも池袋駅に期間限定で設置されていたようです。そういえば、あったような?なかったような?

この日見つけた端末は1年前に設置されていた端末とは違うようで、端末に一切触れることなく使用できるという、コロナ対策を盛り込んだ仕様となっているようです。

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