2019年(令和元年)11月16日は品川駅改良と高輪ゲートウェイ駅開業に向けた品川駅線路切替工事を実施。京浜東北線は田町駅~品川駅間が終日運休し、田町駅と品川駅でそれぞれ折り返し運転。山手線は大崎駅~東京駅~上野駅間で始発から午後4時頃まで運休し、大崎駅~新宿駅~池袋駅~上野駅間で折り返し運転が実施されました。私も上野駅や田町駅、品川駅などで折り返し運転の様子を観察し、写真を撮ってきましたのでご紹介していきたいと思います。今回は京浜東北線についてです。


まずは西日暮里駅の出発案内表示器から。平常時の京浜東北線には「田町」行きは存在していないため、今日のような特別な工事などがなければ決して見ることができない表示です。


普段は存在しない「田町」行きですが、京浜東北線E233系の行先表示器にもしっかり「田町」と表示されていました。


車内のドア上にある案内表示器も「田町」行きに対応していました。

さて、ここからは田町駅に到着した南行の京浜東北線が、北行として大宮方面に折り返し運転する様子を観察していきます。
上の写真は田町駅に到着した南行の京浜東北線を浜松町側のホーム先端部から撮影したもの。通常であれば次の品川駅に向けて写真の奥のほうに走っていくため、尾灯(テールランプ)が点灯するはずですが、ご覧のとおり前照灯(ヘッドライト)が点灯しています。

田町駅に到着した京浜東北線は方向転換して、浜松町側に走り出します。

浜松町方面に走り出した京浜東北線は、ひとつ左側の山手線外回りの線路を横断。

さらにもうひとつ左側の線路に移動します。この線路は山手線外回りと内回りの線路の間にある引き込み線。上の写真の真ん中の車両E233系が田町駅の京浜東北線南行ホームから引き揚げた車両です。ちなみに一番左側のE233系は折り返し作業が完了し、大宮方面に走り出した車両。一番右側のE233系は南行の京浜東北線で、田町駅ホームへの入線待機のため、田町駅前で一時停車している車両です。ご覧のように3編成の京浜東北線車両が並ぶこともめったにないことでしょうね。

引き込み線に入線したE233系は、すぐに尾灯から前照灯に切り替えて、再び田町駅方面に動き出します。

山手線内回りの線路に移動して…

京浜東北線北行の線路にわたり、田町駅のホームに入ります。

折り返し大宮駅行きとなった京浜東北線。案内表示器も田町駅が始発であることが確認できます。田町始発の京浜東北線も普段はありませんから、今日しか見ることができない表示です。
田町駅~品川駅間は京浜東北線も山手線も運行していませんので、京浜東北線北行に乗って新橋駅へ行き、東海道線に乗り換えて品川駅に向かいます。


品川駅の山手線内回り(1番)・外回り(2番)ホームと京浜東北線北行(4番ホーム)は立入禁止。



品川駅構内では多くの作業員と銃器が運び込まれ、線路切替作業が行われていました。

品川駅のホーム上でも作業員の方々が4番線(京浜東北線北行)の線路作業をしていました。

品川以南(大船方面)の京浜東北線は品川駅で折り返し。大船方面からやってきた京浜東北線は北行ホーム(4番ホーム)には行かず、南行(5番ホーム)に入線。

つまり逆走するような感じで5番ホームに入線してきます。

品川駅に到着した京浜東北線北行列車はここで終点。折り返し南行列車として大船方面行列車になり、いつもと同じように5番ホームから出発していきます。

品川駅のコンコースではNHKの腕章しているテレビクルーのみなさんがテレビ放送のリハーサルをしていました。
今回はここまで、次回は山手線の上野駅での折り返し運転作業を取り上げたいと思います。
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