【西武】平日夜の豊洲行き「S-TRAIN」運行終了(2019.3.11)
ここまで2019年3月16日のダイヤ改正で運行が終了する首都圏のJRの列車をご紹介してきましたが、ダイヤ改正はJRグループだけでなく、多くの私鉄各社でも実施されます。西武鉄道ではダイヤ改正で、新型特急「Laview」がデビューするのが大きな話題ですが、それに代わるようにダイヤ改正で消滅する列車も存在します。
平日は西武池袋線の所沢駅と東京メトロ有楽町線の豊洲駅間を結ぶ「S-TRAIN」。用途によりクロスシートにもロングシートにも変更できる40000系を使用した全車指定席の通勤ライナーです。朝のラッシュ時には豊洲行きが1本、夜間帯には所沢駅行きと豊洲駅行きが5本ずつ運転されてきました。
通勤で西武池袋線を使用している私にとって、ちょうど仕事帰りに「S-TRAIN」を目撃することがあるのですが、豊洲駅行きの「S-TRAIN」はほとんど乗客が乗っていない状況が続いていました。夜間帯の豊洲駅行きはラッシュとは逆方向のため、所沢行きの「S-TRAIN」の送り込みの意味合いが強く、それほど多くの乗客は見込んでいなかったのではないかと思いますが、それでも乗客の利用が伸び悩み、。「S-TRAIN」の誕生から約2年となる今回のダイヤ改正で夜間帯の豊洲駅行きの「S-TRAIN」が運行終了となりました。
2019年3月11日、豊洲駅行きの「S-TRAIN」を撮影しようと石神井公園駅に立ち寄りました。
石神井公園駅にある「S-TRAIN」の指定席券売機。今日も出発時刻5分前の時点で空席あり。
石神井公園駅18:38発の「S-TRAIN 108号」が到着しましたが、この日も1車両に乗客が1人いるかどうかという利用状況。これでは運行終了も致し方ないところでしょうか。
シャッタースピードが設定できないスマホカメラで撮影したため、行先表示器はフリッカーが出てしまいました。
ダイヤ改正後も所沢駅行きの「S-TRAIN」は5往復が維持されますので、40000系が豊洲駅まで送り込まれることに変わりはません。クロスシートにもロングシートにもなる40000系ですから、送り込み時は一般列車として運転されることも考えられますが、ダイヤ改正後の西武鉄道のダイヤを見る限り、豊洲行きの列車はありません。
いったん新木場駅行きとして送り込まれ、折り返し、新木場~豊洲間を回送にして、「S-TRAIN」に使用される可能性もありますが、そうなると新木場駅発の一般列車が減便となってしまうため、それを補うために、新木場駅行きの一般列車が1本増発する必要がありますが、西武線のダイヤを見る限り、増発もなさそう。結局は、豊洲駅までの送り込みは客扱いのない回送となってしまいそうです。
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