特急化したホリデー快速富士山~特急 富士回遊91号~(2019.3.23)
2019年3月16日のダイヤ改正ではJR中央線から富士急行線に直通し、河口湖駅まで乗り換えなしで行ける「ホリデー快速富士山」に代わり、「特急 富士回遊」の運行が開始しました。「特急 富士回遊」はE353系により平日を含む、毎日1日2往復が運転していますが、観光客が多い土休日は臨時でE257系500番台を使用した「特急 富士回遊91・92号」が増発されています。「ホリデー快速富士山」もE257系500番台が担当していましたので、実質、特急化した「ホリデー快速富士山」とも言える列車です。
「富士回遊91号」を撮影しようと訪れたのは、2019年3月23日の新宿駅9番線。ダイヤ改正により、中央線を走る特急列車は新たな着席サービスが導入。全車指定席化したうえで、指定席を持たない乗客も指定席特急券と同額の「座席未指定券」を購入することにより乗車が可能。車両には座席の上には指定席の発売状況を示す「座席上方ランプ」を設置ランプの色は3種類あり、「赤」が空席で座席未指定券を持つ乗客でも着席ができる状況。「黄」がまもなく指定席発売済の区間(つまり、座席未指定券で着席する乗客に、座席を譲るようにという警告ランプ)。「青」が指定席発売済区間で、座席未指定券の乗客は座ることができない座席となっています。
この「座席上方ランプ」が導入されているのはE353系のみであり、「富士回遊91号」に使用されるE257系500番台には搭載されていないため、出発案内表示器には『特急 富士回遊91号 河口湖行きは「座席上方ランプ」がございません。座席未指定券でのご利用は開いている座席をご利用ください』という注意文が流れていました。
「富士回遊91号」に使用される車両が7:24頃に、新宿駅に入線。
この日の「富士回遊91号」は、幕張車両センター所属E257系NB-10編成が担当。この車両、最近、豊田車両センターに常駐している編成で施工されているリニューアル塗装されている編成で、全面向かって右側運転席窓下部のJRロゴの上の部分、以前は「BOSO EXPRESS SERIES E257」と表示されていた部分、および側面のドアと客室窓間に描かれていた黄色枠に「BOSO EXPRESS」のロゴ部分が、いずれも赤色枠に「SERIES E257」という表記に変更されていました。従来の運用区間である房総地域を超えて、広く臨時列車運用が多くなりつつあるE257系500番台ですから、実態に即した変更と言えるでしょう。今後、他の幕張車両センター所属車両にも同様のリニューアルが波及するか注目していきたいと思います。
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