平成30年3月17日は、小田急線の代々木上原駅~梅ヶ丘駅間の複々線工事が完成し、代々木上原駅~登戸駅間の複々線を活用した大規模なダイヤ改正を実施。そのひとつとして、東京メトロ千代田線直通のロマンスカーにも変化がありました。
これまで東京メトロ直通ロマンスカーは、毎日運転の本厚木駅発着の「メトロさがみ(朝の上り)、メトロホームウェイ(夜間下り)」と、箱根湯本駅発着の「メトロはこね」。臨時ロマンスカーとして、片瀬江ノ島駅発着の「メトロ湘南マリン号」が運転されてきましたが、今回のダイヤ改正で、土休日には片瀬江ノ島駅発着のロマンスカーが定期化され、列車名称も「メトロえのしま号」として新名にデビュー。
「メトロえのしま号」は、北千住駅~相模大野駅間で「メトロはこね」と連結して運転されるのですが、途中駅で分割併合される東京メトロ直通ロマンスカーというのも今回が初めてです。
「メトロえのしま号」の運転日初日である3月17日、霞ヶ関駅に出かけてきました。

霞ヶ関駅に到着した私は、まだ「メトロえのしま号」の到着まで時間がありましたので、まずは霞ヶ関駅ホームにある特急券発売機をチェックしてみました。


ご覧のとおり、特急券発売機には「メトロえのしま91号」や、「メトロえのしま」の停車駅である藤沢や片瀬江ノ島などの表示が確認できました。

霞ヶ関駅ホームに掲出されていたロマンスカー時刻表もダイヤ改正後のものに。

続いては霞ヶ関駅の出発案内表示器。箱根湯本行きの「メトロはこね91号」は前の6両。片瀬江ノ島行きの「メトロえのしま91号」は後ろ4両であることがわかります。

「メトロはこね・えのしま91号」が霞ヶ関駅に入線。ここでちょっとしたトラブルがありました。


ご覧のとおり、先頭部と車両側面の行先表示器には「回送」となったまま。駅係員は放送で「表示器の故障で回送となっていますが、この列車は箱根湯本・片瀬江ノ島行きの特急ロマンスカーです」(正確な放送内容は覚えていません…)と案内していました。

「メトロはこね・えのしま91号」が霞ヶ関駅を発車するときには「特急」に代わっていることを発見。あわててシャッターを押したので、ピンボケとなってしまいましたが、何とか読めるでしょうか?
本来、ロマンスカーの行先表示器は、列車名称(メトロはこね〇〇号・メトロホームウェイ〇〇号等)や行き先を表示していますので、「回送」は当然ながら、「特急」という表示も本来はないもの。運転日初日ということで、事前の設定がうまくいっていなかったのでしょうか?
翌日の3月18日。この日は今回のダイヤ改正で「特急あさぎり」から改称した「特急ふじさん」と、新型ロマンスカーGSEを撮影しようと、新宿駅を訪問。その合間に「メトロえのしま91号」の行先表示器を再度撮影しようと、代々木上原駅に立ち寄りました。

この日は乗客が列車と接触したという影響で、千代田線の代々木上原方面のダイヤが若干乱れていて、「メトロはこね・えのしま91号」は約3分遅れて代々木上原駅に到着。ちょうど綾瀬方面行きのホームには、「メトロモーニングウェイ30号」が乗務員の交代で運転停車中。普段、隣り合うことがない両者の並びが実現。


昨日は「回送」だった行先表示器も、この日はしっかり表示。

ヘッドマーク部は、併設区間では先頭も最後尾も「メトロはこね/メトロえのしま」と併記されることが確認できました。
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