幕張車両センターヒストリーロード~幕張車両センターフェスティバル2016(マリフェス2016)訪問記・こぼれ話~(H28.11.26)
平成28年11月26日に開催された「幕張車両センターフェスティバル2016(マリフェス2016)」では、入口付近の物販スペースと、会場の奥にある車両展示場所を結ぶ通路が「幕張車両センターヒストリーロード」として、幕張車両センターの歴代車両が写真と文章で解説されていました。
古くは総武本線・横須賀線で活躍していましたが、E217系への置き換えで撤退。その後も千葉より先の房総各線では運用が続けされ、2011年に209系への置き換えによってJR東日本から姿を消しました。幕張車両センターでは2011年9月8日に、113系の最終の交番検査が行われたことを示すヘッドマークが掲出されていました。
183系は直流電化区間用の代表的な特急車両ですが、房総地区の電化及び東京~錦糸町間の開業に伴い、「さざなみ」「わかしお」などの特急列車の運行開始に合わせ、新造されたんだそうです。この日は豊田車両センター所属189系M51編成の先頭車が、かつて幕張車両センターに所属していたという縁もあり、M51編成が展示されていました。
交直流の485系、お座敷にもボックスシートにもなる座席ということで、多くの路線で走行でき、様々なニーズに応えてきた「ニューなのはな」ですが、今年(平成28年)8月に引退。2016年7月6日に最終の交番検査が実施されたことを示すヘッドマークが掲出されていました。
平成18年に113系を置き換えるため、高崎車両センターから転属してきた211系ですが、房総地区の後継車両は209系に1本化されることになったため、平成25年には再び新たな活躍の地を求め、長野総合車両センターに転属。房総地区での活躍はわずか約7年でした。会場には、2013年3月1日に、211系の幕張車両センターでの最後の交番検査が行われたことを示すヘッドマークが掲出されていました。
房総地区の特急車両であった183系の置き換え目的で導入されたのが255系。登場以来、一貫して房総特急として活躍を続けています。9両編成は、利用者が減少傾向にある房総特急としては余剰気味で、5編成のみ製造され、その後は5両編成のE257系500番台が増備されることになりました。
京浜東北線で活躍していた209系ですが、後継のE233系の導入により、新たな活躍の場として幕張車両センターに転属。房総地区各線の主力車両となりました。転属するにあたり、先頭車のセミクロスシート化や、トイレの設置など、観光路線にも対応できる車内構成に改造されました。「重量半分・価格半分・寿命半分」というコンセプトで製造され、その後のJR東日本車両の基礎を築いた車両ですが、導入から20年以上経過した現在でも陳腐化は見られず、今後も当分の間、活躍が続きそうです。
総武快速線・横須賀線の主力車両であるE217系。国鉄、JRを通じ、近郊型車両で初の4ドア車で、その後のJR東日本の通勤・近郊型車両に引き継がれています。イベント当日も多くのE217系車両が幕張車両センターに停車していましたが、所属は鎌倉車両センターとなっています。
183系の置き換えで登場したE257系500番台。5両編成が基本で、編成を2つ連結し、10両でも運転するなど、ラッシュ時・日中時いずれも柔軟に対応でき、房総特急の主力車両となっています。
二代目「成田エクスプレス」として、幕張車両センターがある総武快速線で頻繁に見ることができるE259系。所属は鎌倉車両センターとなっています。
千葉県内では唯一、非電化区間の久留里線用に導入されたキハE130系。キハ30・37・38系といったレアな車両が使用されてきた久留里線もすっかり近代化されました。普段は幕張車両センター木更津派出所に所属しているキハ130系ですが、イベント当日は幕張車両センターまで出張。展示されていました。
※「幕張車両センターフェスティバル2016(マリフェス2106)訪問記は、私のホームページ「列車とともに」に掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
« 長野総合車両センター内に保存されている蒸気機関車~第111回長野えびす講煙火大会観覧記・こぼれ話~(H28.11.23) | トップページ | スタンプラリー景品~幕張車両センターフェスティバル2016(マリフェス2016)訪問記・こぼれ話~(H28.11.26) »
「鉄道」カテゴリの記事
「鉄道(JR東日本)」カテゴリの記事
« 長野総合車両センター内に保存されている蒸気機関車~第111回長野えびす講煙火大会観覧記・こぼれ話~(H28.11.23) | トップページ | スタンプラリー景品~幕張車両センターフェスティバル2016(マリフェス2016)訪問記・こぼれ話~(H28.11.26) »
コメント