平成27年10月31日に開催された「小山車両センターまつり」。展示車両にはほかの鉄道イベントと同じく、珍しいヘッドマークや普段はなかなか見ることができない方向幕が表示されていました。

イベントの開催時間は10時から15時。ヘッドマークや方向幕の変更は11時、13時、14時の3回行われましたので、1車両につき4種類のヘッドマーク・方向幕が表示されてことになります。私が小山車両センターに到着したのは13:40。そのため、見ることができたヘッドマーク・方向幕は13時からと14時からの2回分のみでした。
今回と次回の2回に分けて、撮影できたヘッドマーク・方向幕をご紹介していきたいと思います。第1回目の今回は、13時から展示されたヘッドマーク・方向幕をご覧いただきましょう。

211系は方向幕が「日光線」、ヘッドマークは「小山車両センター 訓練車」でした。展示車両の211系は高崎車両センター所属211系A31編成は、両毛線で小山駅まで顔を出すことはありますが、通常時に日光線まで乗り入れることはなく、珍しい表示。また営業用車両に「訓練車」のヘッドマークが取り付けられるのもめったにないことでしょう。

小山車両センター所属E231系U505編成には、「祝 上野東京ライン」ヘッドマーク。

小山車両センター所属205系Y1編成の方向幕は「日光線直通 日光」と、それほど珍しいものではありませんが、ヘッドマークが「ホリデー快速 日光号」と、現在では運転のないヘッドマーク。おそらく、205系に「ホリデー快速 日光号」のヘッドマークを取り付けて営業運転されたことはないと思います。

高崎車両センター所属115系T1144編成には、「ホリデー快速 ベイ・ドリームMAIHAMA」のヘッドマーク。「ホリデー快速 ベイ・ドリームMAIHAMA」という列車名称、聞いたことがないので調べてみると、宇都宮駅~(武蔵野線・京葉線経由)~東京駅で運転されていた臨時快速列車。2000年代前半に数年間運転されていて、115系が使用されていたそうです。


大宮総合車両センター所属185系C3編成のヘッドマーク・方向幕は「ホームタウンとちぎ」。平成22年のダイヤ改正で姿を消した黒磯駅~新宿駅間を走行していた特急列車で、現在では見ることができないものとなっています。
※小山車両センターまつり訪問記本編は、私のホームページ「列車とともに」に掲載しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
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