平成25年11月10日は鶴見駅へお出かけ。もとはと言えば、「急行ぶらり鎌倉号」のE653系が鶴見駅付近で乗務員が交代するため停車している間、すれ違う京浜東北線や東海道線車両と組み合わせて撮影しようとするのが目的でした。
「急行ぶらり鎌倉号」が鶴見駅に到着するのは10時頃。しかし、到着予定時刻、鶴見駅にやってきたのはE653系ではありませんでした。

鶴見駅に現れたのは旧国鉄型特急車両。

鶴見駅付近で乗務員交代するため、停車中の旧国鉄型特急車両。なぜ「急行ぶらり鎌倉号」にこの車両が使用されているのか?と思いつつ、観察を続けます。

京浜東北線E233系のすれ違い。鶴見駅の跨線橋からの撮影。

鶴見駅ホームに移動して、京浜東北線と組み合わせをもう1枚。

鶴見駅の跨線橋に戻って、東海道線E233系のすれ違いを撮影。
ヘッドマークは「臨時」なのですが、反対側のヘッドマークと車両側面の方向幕は「快速」となっていました。まず考えたのがE653系に不具合があり、この旧国鉄型特急車両が代走したのではないか?ということ。
「急行ぶらり鎌倉号」は全車指定席。E653系が7両であるのに対し、この車両は6両編成。そのため、急行料金や指定席料金を不要にして、全車自由席の快速列車として運転したのではないかというのが私の予想でした。
運転席窓にある列車番号が書かれたプレートを見ると「OM102」の文字。大宮総合車両センター所属183系OM102編成であることが確認できました。
…が、ここでひとつの疑問。183系は直流車両なので、常磐線の取手以北は走れない。
…ということは、この列車は「急行ぶらり鎌倉号」の代走列車ではないのか?
10:09頃、183系OM102編成は鶴見駅を出発。自分を納得させる回答が見つけられないまま、私も京浜東北線に乗って鶴見駅をあとにしました。
思い出したのが、この日の朝に発生した地震。茨城県では震度5弱。その影響で、「急行ぶらり鎌倉号」が走る常磐線や武蔵野線のダイヤが乱れているとのこと。そうであるのなら、「急行ぶらり鎌倉号」は遅れてやってくるかもしれない。
もうひとつ気になるのが、「急行ぶらり鎌倉号」のダイヤで鶴見駅に現れた183系OM102編成のこと。これも落ち着いて考えると、この列車、「ホリデー快速鎌倉」ではないのか?
実際、平成25年11月3日に運転された「ホリデー快速鎌倉」は、183系OM102編成が担当していました(弊ブログ平成25年11月5日付の記事を参照)。「ホリデー快速鎌倉」が鶴見駅付近を通過するのは9:10~20頃であるので1時間近く遅れているのですが、これも地震の影響で、大宮駅から南越谷駅までの車両の送り込みが遅れたこと。武蔵野線沿線から「急行ぶらり鎌倉号」を利用する乗客の利便性を確保するため、「急行ぶらり鎌倉号」のズジを使って運転されたというのが私の予想です。
「急行ぶらり鎌倉号」を見送るため、再び鶴見駅にとんぼ返り。10:30頃、鶴見駅に到着しました。約20分ほど鶴見駅で待っていましたが、「急行ぶらり鎌倉号」がやってくる気配はなし。まさか、私が鶴見駅を出発してから帰ってくる間に通過してしまったのか? それを確認するため、鎌倉まで行ってみることにしました。
後続の京浜東北線に乗って、横浜駅で下車。横須賀線に乗り換えようと横浜駅ホームを歩いていると、東海道線の列車出発案内板に表示されたのがこれでした。


時刻は11時少し前。東海道線6番ホームの表示板に「急行ぶらり鎌倉号 遅れ45分」の表示。ちょうど10:58発の快速アクティーの次に横浜駅に入線するということなので、東海道線上りホームに移動して、ホーム越しに「急行ぶらり鎌倉号」を撮影することにしました。

ちょうど東海道線上りホームには11:03発の普通東京駅が停車中。くしくも当初の目的どおり、E653系「急行ぶらり鎌倉号」との並びが実現。E653系が東海道線を走行しているということがはっきりわかる写真が撮れました。
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