梅小路蒸気機関車館の展示車両(その13)~【C11形蒸気機関車(C11-64)】~大阪・京都鉄道博物館めぐり・こぼれ話~(H24.3.18)
今回は梅小路蒸気機関車館の展示車両のうち、「C11形蒸気機関車(C11-64)」についてご紹介していきましょう。
C11形は、1932(昭和7)年から1947(昭和22)年にかけて381両が製造された小型のタンク機関車です。タンク機関車とは炭水車を連結せず、機関車に石炭や水を積んだものをいいます。ちなみに炭水車を機関車の後方に連結しているものをデンダー機関車といい、長距離・大型の蒸気機関車はこのタイプになります。
梅小路蒸気機関車館に保存・展示されているC11形は64号機。製造後は奈良で都市近郊の快速列車の牽引にあたったあと、函館に異動し、ローカル線の旅客・貨物列車に使用されていました。
C11形蒸気機関車は2012年現在、JR北海道に171号機と207号機、真岡鉄道に325号機、大井川鉄道に190号機と227号機の計5両が動態保存機として活躍しており、これは同一形式の蒸気機関車としては最多となります。
※大阪・京都鉄道博物館めぐり本編は、私のホームページ「列車とともに」に掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
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