【小田急】会場内に保守作業車が7台集結~小田急ファミリー鉄道展2012・こぼれ話~(H24.10.20)
平成24年10月20・21日に開催された「小田急ファミリー鉄道展2012」で、車両展示コーナーに登場した営業用車両は「F-TrainⅡ」と「30000形ロマンスカー・EXE」の2車両のみと少なめでしたが、保守作業車が7種類と多数の車両が展示されていました。

「レール運搬車」。作業場所まで新品のレールを運搬して下ろしたり、古い線路を回収したりするときに使用される車両です。

「ダンプトロリー」。バラスト砂利を運搬する車両です。

レール運搬車やダンプトロリーを牽引する牽引車がこちら。

「レール探傷車」。レールに超音波を当てることによって、レールの溶接部やレールの内部にある傷を発見。乗り心地の向上や事故を未然に防ぐ役割をもつ車両です。

「マルチプルタイタンパー」。線路に敷かれたバラストを固める保守作業車です。バラストを突き固めて、線路の凹凸や歪みを直して、乗り心地の向上につなげています。

「パラストスイーパー」。マルチプルタイタンパーがバラストを突き固めた後に、枕木の上に残ったバラストをきれいにならしたり、バラストが足らない箇所にはバラストを補充したり、バラストが多すぎる場所からはバラストを回収したりする機械です。


「タワー車」。イベント当日は2台のタワー車が展示されていました。架線の保守整備に使用するための車両です。通常は車と同様に道路を走り、作業場所近くの踏切で内部に納められていた車輪を出して線路上を走行するという、道路と線路のいずれでも移動できる仕組みをもっています。
作業場所では荷台に設置されたタワー部が持ち上がり、架線などの高所で作業ができるようになっています。

「延線巻取車」。タワー車と同様で、道路と線路の両方で走行できるようにタイヤと車輪を備えています。架線を張り替える場所に到着するとタワー車と連結して、架線の張り替えを行います。ちなみに、この「延線巻取車」と前述の「タワー車」、旧「特急あさぎり」の20000形と同じデザインでした。
※小田急ファミリー鉄道展2012訪問記の本編は、私のホームページ「列車とともに」に掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
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