「奥出雲おろち号」車内探訪~平成24年夏 中国・山陰乗り鉄旅・こぼれ話~(H24.8.18)
平成24年8月18日は、備後落合~木次間で運転されている「奥出雲おろち号」に乗車。今回は「奥出雲おろち号」の車内を見ていきたいと思います。
1枚目の写真は「奥出雲おろち号」の牽引車両、今日は「DE15-2558」でした。「奥出雲おろち号」のディーゼル機関車は往路と復路で連結位置を変えることなく、常に木次側に連結して運転。木次→備後落合では急勾配を上る路線となるため、往路(備後落合行き)は後方から客車を押し上げるようにして運転され、復路(木次行き)は下り坂でスピードが上がりすぎないように、先頭に立ちブレーキを掛けながら走るという形をとっています。
2枚目の写真は「奥出雲おろち号」の客車「スハフ13-801」。前述のとおり、往路(備後落合行き)はディーゼル機関車が最後尾に連結されるため、「スハフ13-801」が先頭で運転。
そのため「スハフ13-801」には運転席が備えられていて、往路はここに運転士が座り運転操作を行います。
5枚目、6枚目の写真は「スハフ13-801」の客席部。車内はトロッコ列車に改造され、全車指定席。木製の座席が並んでいます。車両中央部は机を挟み、向かい合わせのボックスシートとなっていて、車端部は4人掛けのうち3人が窓の方向に体を向けて座り、1人が窓を横に見るように座ります。私はこちらの座席を割り当てられたのですが、ボックスシートに比べて少し窮屈かな?といった印象でした。
車内には「島根県の魅力ある景観づくりに貢献した」として、しまね景観賞の優秀賞が島根県知事がら送られ、その賞状とプレートが設置されていました。
こちらは「奥出雲おろち号」の1万人、3万人、5万人、10万人と節目となる乗客を掲出したプレート。
車内の屋根部には、素戔嗚尊(すさのおのみこと)など神話の登場人物や星座?と思われるイラストが、車両中央部にはオロチのイルミネーションが取り付けられていました。オロチのイルミネーションは列車がトンネルに入ると七色に光り輝く仕掛けとなっています。
※「平成24年夏 中国・山陰乗り鉄旅日記」は、私のホームページ「列車とともに」に掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
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