鉄道博物館の展示車両(その19)~【485系電車「クハ481-26」「モハ484-61」】~鉄道博物館訪問記・こぼれ話~(H24.1.9)
今回は鉄道博物館の展示車両のうち、「全国に広がる特急網~昭和40年代~ゾーン」から、485系特急形電車「クハ481-26」と「モハ484-61」をご紹介していきましょう。
まずは「クハ481-26」から。国鉄・JR在来線の電化区間は、直流1500ボルトを採用する区間と、交流20000ボルト50ヘルツ及び交流20000ボルト60ヘルツを採用する区間の全部で3種類あるのですが、485系はその全ての区間を走行できるように設計された特急形車両です。交流区間では2000御ボルトで取り入れた電力を1500ボルトの直流に変換する設備が車両に搭載されていて、直流モーターを駆動させるという仕組みになっています。485系の先頭形状は前回の弊ブログでご紹介した181系の流れを組む前期型モデルと、貫通扉を採用した後期型モデルがありますが、「クハ481-26」は前期形のボンネット形。181系との違いは485系がヘッドライトの上部に「ヒゲ」または「眉毛」のような赤いラインが引かれている点がわかりやすいでしょうか。
「クハ481-26」も車内の見学が可能。前回の弊ブログでご紹介した181系の種別や行き先にサボが使用されていたのに対し、485系は方向幕になっていました。
車内はクハ181-45とほぼ同じように見えました。
「クハ481-26」の洗面所。飲料水の機械が懐かしい…。折りたたみ式の紙コップに水を入れて飲んだ記憶があります。
こちらは「モハ484-61」。鉄道博物館に展示されている485系の2両は、もともと現役引退後に訓練車として配置されていたもの。「モハ484-61」として1972年に製造されたのですが、1991年に訓練車「モヤ484-2」に変更。鉄道博物館の展示が決定し、再度復元改造され、「モハ484-61」の形式名で鉄道博物館に移設されました。
「モハ484-61」の横には階段があり、同車の屋根上部も見ることが可能。パンタグラフの周りには交流20000ボルトを直流1500ボルトに変換する装置が物々しく取り付けられています。
こちらは「モハ484-61」のクーラー設備。
※「鉄道博物館訪問記」は、私のホームページ「列車とともに」に掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
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