鉄道博物館の展示車両(その18)~【181系電車「クハ181-45」】~鉄道博物館訪問記・こぼれ話~(H24.1.9)
今回は鉄道博物館の展示車両のうち、「大量輸送と電化時代~昭和30年代~ゾーン」から、181系特急形電車「クハ181-45」をご紹介していきましょう。
国鉄初の特急形車両151系を山岳路線用に改造して出力を増強したのが181系。その後、161系からの改造車両や新製車両も登場しているそうです。鉄道博物館に展示されている「クハ181-45」は当初161系として製造を予定していた車両を181系に設計変更して完成した車両で、車両前面の特急シンボルマークに一本の赤いラインが引かれているのが特徴です。
高運転台にボンネット形というスタイルは、その後の特急形車両にも継承されています。前回の弊ブログで登場した「ナハネフ22」と同様、「全車両に冷暖房完備、空気バネ台車と横揺れ防止ダンパー」を採用して乗り心地を改善。「二重窓」により車内の静寂性を実現しています。
クハ181-45は車内の見学も可能となっています。当時は「特急」の種別や行き先も「サボ」が使用されていたことがわかります。
クハ181-45の車内の様子。回転クロスシートが並んでいますが、これは従来の座席のイメージを変革した画期的なものだったそうです。また、デッキ部には車内販売のマネキンも置かれていました。
※「鉄道博物館訪問記」は、私のホームページ「列車とともに」に掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
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