ここ数日間、平成23年2月12日に乗車した「おいでよ房総物語号」の話題を取り扱ってきましたが、今日は少しお休み。今回は平成23年3月14日以降の計画停電の影響で特別ダイヤで運行されてきた西武池袋線でしたが、3月22日から変化が見られましたので、お話ししていきたいと思います。
3月14日からの計画停電の影響で、西武池袋線では各停のみで平常時の40%程度の頻度で運行。時間によって運行区間も変わり、一部では運休となる区間も存在しました。
それが、3月22日からは、終日全線で運転され、その運転頻度も平常時の70%となったのです。西武池袋沿線に職場のある私は、3月22日の仕事帰りに練馬駅に立ち寄ってみました。
練馬駅の駅名標板に貼り付けられていた案内。特筆すべきは震災後ずっと運休していた西武有楽町線の練馬~小竹向原間の運転が再開されたこと。そして現在の通常ダイヤでは設定のない西武豊島線の練馬~豊島園の折り返し運転が実施されるというところでしょうか。
上の2枚の写真は練馬駅下り線のダイヤ。左側が小手指・飯能駅方面、右側が豊島園行きのものです。ラッシュ時の8時台は小手指・飯能駅方面に20本が運転。また、これまでの節電特別ダイヤは各停のみの運転でしたが、3月22日からは全時間帯で準急も運転されることになりました。
豊島園方面は早朝と深夜を除き、おおむね20分間隔での運転となりました。
一方、上の2枚の写真、左側は練馬駅発の池袋行きのダイヤ。右側が西武有楽町線の小竹向原行きのダイヤです。まだ、おおむね30分間隔の運転で、東京メトロ有楽町線・副都心線との直通運転は実現できていませんが、待望の西武有楽町線の運転再開です。
練馬駅上り線ホーム3・4番線の列車出発案内板。3番線(右側)にはこれまでの特別ダイヤでは見ることのなかった「準急」の種別。その下には「当駅止まり」の表示。これは豊島園駅発練馬駅行きの列車であることを表しています。通常ダイヤでは練馬駅で、「当駅止まり」という表示は見ることのできないもの。節電ダイヤの今しか見ることのできない貴重なものなのです。
豊島園駅行きの編成数に注目。通常ダイヤでの豊島園行きは8両編成なのですが、今日は4両編成で運転されていました。
練馬~豊島園間で運転されていたのは新101系241Fでした。
241Fにはご覧のような方向幕。こちらも西武豊島線内の折り返し運転の設定がない今、通常では見ることができないものと言えるでしょう。
最近のコメント