肥薩線 観光列車「いさぶろう・しんぺい」号を特集する~平成20年春 熊本・鹿児島各駅列車の旅・こぼれ話~
「平成20年春 熊本・鹿児島各駅列車の旅」で観光列車「いさぶろう」号に乗ってきた。車両内外の写真を撮ってきたが、本編では掲載しきれなかったので、ここでご紹介しよう。
「いさぶろう・しんぺい」号は肥薩線人吉~吉松を結ぶ普通列車。普通列車で愛称の付いた列車は数少ない。愛称名は、同線建設工事当時の逓信大臣「山縣伊三郎」氏と、同線開業当時の鉄道員総裁「後藤新平」氏が由来となっている。
人吉を出発し吉松へ向かう列車が「いさぶろう」号、逆方向を走る列車が「しんぺい」号と名付けられている。
「いさぶろう・しんぺい」号は2両編成で運転されている。1両目がこちら、「キハ140 2125」。私が乗車した車両だ。車両の中央は展望スペースになっていて、床部から屋根部まで大きな窓が取り付けられている。全座席が指定席となっている。
2両目がこちら。「いさぶろう・しんぺい」号が好評で増結用に改造された車両(キハ47 9082)。こちらは「キハ140 2125」と比較し、車両中央部の窓が拡大されていない、先頭の方向幕が「キハ140 2125」が『いさぶろう・しんぺい』となっているのに対し、こちらは単に『普通』となっているなど、若干の違いがある。
運転席側の7席のみ自由席で、その他は指定席。
座席は木材を使用したボックスシート。
運転席側の右上部には液晶テレビが設置されていて、運転席前方の風景を見ることができる。
窓のブラインドは木製、「すだれ」のようになっていて「和」の雰囲気が醸し出されている(九州新幹線800系も同様のすだれが使用されている)。
車内には「いさぶろう・しんぺい」号の走行区間の見所を案内する地図が掲げられている。
大畑(おこば)駅出発後、スイッチバック線に入ったいさぶろう号の運転席脇から撮影。駅を出発後、写真右側の線路からスイッチバック線に進入。運転方向が逆になり、左側の線路へ進む。このあといさぶろう号はループ線を進み、次の駅「矢岳」駅を目指す。
☆列車とともに「平成20年春 熊本・鹿児島各駅列車の旅 本編」はこちら。
☆「いさぶろう・しんぺい」号について詳しくはこちらをご覧ください(JR九州ホームページ)。
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はじめまして。カミタクと申します。
拙HP「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
内のサブ・コンテンツ「観光列車「いさぶろう・しんぺい」号乗車記」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/KAGKAN97.HTM
から貴記事にリンクを張りましたので、その旨ご報告申し上げます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
投稿: カミタク(リンク先は「観光列車「いさぶろう・しんぺい」号乗車記」) | 2009年4月 6日 (月) 23時06分